紅葉(黄葉)のもみじ・銀杏はなぜ赤くなるの?色づく気温や条件・メカニズムに糖分が必要な理由

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

色の変化

9月に入ると一気に秋へむけて季節が動き出します。

秋の行楽といえばといえば紅葉もみじ狩りですよね。

・秋の美しい景色を堪能するドライブ中
・窓の外に景色が広がる電車での移動中
・もちろん、散策を楽しんでいる時など

会話が弾む“紅葉トリビア”をいくつかご紹介しています。

今回は

  • 葉はどのようにして黄や赤へと色づくのか
  • 紅葉が美しい条件とは

など科学的なメカニズムをご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

葉が色づく条件

葉は一般的に、以下の条件になると色づき始めるといわれます。

・「気温が低くなる」…紅葉は、一般的に朝の最低気温が8℃前後より低くなる日があってから、しばらくして色づき出します

・「日が短くなる」…昼間の時間が短くなることで色づき始めます

-weathernews.jpより-

落葉樹の特徴・葉が落ちるのはなぜ?

樹木には

「常緑樹」じょうりょくじゅ
年中、幹や枝に緑の葉を見ることができる植物
「落葉樹」らくようじゅ
秋になると葉が落ち、春になると新しい葉を生ずる植物

があり、紅葉するのは落葉樹のほうですね。

紅葉

木が冬眠するため

落葉樹の葉が落ちる理由は、冬になって太陽光が減ることで

光合成で生まれる栄養分 葉で消費される栄養分

にならないようにするためです。

余分な栄養分が葉に行き渡らないようにするための、自然サイクルの一つです。

木の乾燥を防ぐため

また冬で空気が乾燥してくると、葉で呼吸をするたびに樹木の水分が奪われてしまい、樹木のダメージが大きくなるのを防ぐためとも言われています。

常緑樹の特徴

では、一年中葉をつけたままの常緑樹は、どのように自分の体を守っているのでしょうか。

多くの常緑樹は背が高く、少しでも多く太陽光が取り入れられるようになっています。

また葉っぱの形も、葉が針のように細長いマツやスギなどの針葉樹が多いのは、水分の放出を抑えていると言われています。

トドマツ & ヒムロスギ

引用:庭木図鑑

葉の色が変化する仕組み

落葉樹は葉っぱが落ちる前に、

  • モミジは赤色
  • イチョウは黄色

など、種類によって何色に変わるかということはおおよそ決まっていますね。

紅葉のしくみ

引用:weathernews.jp

まずこれらの緑・黄・赤の「色素」について見てみましょう。

光合成色素とは

光合成色素とは植物が光を吸収することによって起こる化学反応のことで、「天然の色素」のことです。

野菜や果物で考えてみると…

野菜や果物に赤、黄、緑、紫、白などがあるのも、その光合成色素がそれぞれ違うから。

色が変わる野菜と言えば、緑・黄色・赤のピーマンなどが浮かびますが、これも同じ原理で野菜の色素が変化するからです。

関連 野菜の色にはワケがある!色ごとの栄養素とは

関連 ピーマンの色変化の理由とパプリカとの違い

野菜

緑色は「クロロフィル」

光合成色素の代表格といえば、葉を緑色にしている色素「クロロフィル(葉緑素)」

野菜の緑といえば、ほうれん草・ブロッコリーの緑もクロロフィルの葉緑素の色です。

健康サプリに興味がある方は、馴染みのある成分ではないでしょうか。

成人病予防や美容に良いと人気です。

植物の光合成に絶対不可欠

学生時代、生物の授業で必ず登場する物質名で、植物の光合成に必要な「葉緑素」のことです。

太陽光を吸収し、

二酸化炭素+水 → 酸素+炭水化物

に換えるためのエネルギーを供給しています。

黄色は「カロテノイド」

クロロフィルに次ぐ光合成色素といえば「カロテノイド」

赤・橙・黄色が主な天然色素の総称で、

600種類以上あると言われています。

トマトのリコピン・ニンジンのカロテンなどは有名ですね。

カロテノイド

引用:わかさ生活

関連 トマトのリコピンが細胞を守る!調理法で最適なのは

関連 カロテンとはニンジンが語源だった!がん予防など栄養豊富

関連 サケのアスタキサンチンが食べる目薬な理由

赤色は「アントシアニン」

主に赤・青・紫の色の素になる天然色素。

「アントシアニン」は特にブルーベリーの紫の色素で「目に良いサプリ」として有名ですね。

熟したリンゴやブドウの皮・ナスの色の素となるものです。

葉の変化は色素によるもの

このように、葉は、緑→黄色→赤色と変化していきますが、これは今お話しした

  • 「クロロフィル」
  • 「カロテノイド」
  • 「アントシアニン」

などの天然色素の変化によるものです。

赤色になる葉っぱ

モミジなど赤くなる葉は、

葉っぱと枝の間の栄養が行ったり来たりしないよう、葉っぱの付け根が遮断するため

【離層(りそう)】

と呼ばれるコルクのような組織が形成されます。

赤い葉っぱ

引用:weathernews.jp

すると、光合成で作られた糖分が枝などに届かず、葉っぱに溜まることでアントシアンの赤い色素が増え、葉っぱが赤く色づくメカニズムです。

もみじ

黄色になる葉っぱ

銀杏(イチョウ)など黄色くなる葉は、もともとカロテノイド(カロチノイド)とクロロフィルが含まれています。

黄色い葉っぱ

引用:weathernews.jp

気温が下がると、緑色のクロロフィル色素が分解されて少なくなり、

分解が遅いカロテノイド色素が残り色が目立つため、結果黄色くみえるようになります。

銀杏

まとめ

美しく紅葉するためには、これらの色素が光合成によって活発に作られなければいけません。

最初にお話しした、色づきの条件は

葉っぱが色づく条件は気温は8度以下

そして

太陽がたくさん当たって光合成を活発に

というのが美しい紅葉が作られる最大の条件です。

つまり、美しい空気と適度な水分、一日の寒暖差が大きく、

太陽がよく当たる斜面に生えた樹木ほど美しく鮮やかに紅葉するということ。

平地よりも、山の上に紅葉の名所が多いのは納得できますね。

自然現象の変化や仕組みを考えながら、きれいな紅葉を眺めてみるのも、

また趣きがあって楽しいですね♪

ぎんなん(銀杏)食べ過ぎ注意!食中毒症状&致死量は何個?カロリー&栄養も!
炭火であぶってよし、電子レンジでチンもよし、茶わん蒸しのお供によし…塩で炒ったり揚げたりと、おつまみに最高♪ お酒好きな皆さん...
スポンサーリンク&関連コンテンツ
スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます