マイコプラズマ肺炎は大人も感染する!治療法や薬・入院期間や子供もOKな検査法も

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マイコプラズマ肺炎 検査

子供から20~30代に発症が多いマイコプラズマ肺炎。

症状は風邪と良く似ているため、早期の診断がなかなか難しい感染症でもあります。

マイコプラズマに感染したかどうかの検査について、最近は

抗原こうげんキット」

といって

“喉の奥から菌をこすりとって調べるだけ”

という簡単で新しい検査方法が主流になりつつあります。

  • お子さんの精神的負担
  • 経済的負担
  • 時間的負担

などが少なくて済み、すぐにその場で検査結果がわかるとあって、治療の進め方を決めるのに役立っています。

  • 一体どのような検査なのか
  • 主な治療の進め方
  • 経済的負担は
  • 入院したらどうなるのか

などを中心にご紹介したいと思います。

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マイコプラズマ肺炎は子供から若年層に多く発症

マイコプラズマ肺炎は、高齢者によく見られる典型的な肺炎とは違って、

独特の性質を持っています。

「マイコプラズマ・ニューモ二エ(Mycoplasma pneumoniae)」

という菌が原因で起こる呼吸器の感染症です。

環境のなかにどこでもいる細菌の一つです。

主に14歳以下のお子さん、20代~30代の若年層にもよく見られ、

成人になるまでに90%以上の方が感染し、主に毎年秋から冬に流行します。

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マイコプラズマ肺炎は大人が重症化しやすい!

マイコプラズマ肺炎の初期症状は、

  • 軽い発熱
  • 全身倦怠
  • 頭痛
  • 乾いた咳
  • 鼻水

などで風邪の症状によく似ています。

初期症状が3〜4日続いた後、痰がからむ湿った咳が約1か月近くも続くのが特徴で、

喘息もちの方は、喘息が悪化する場合もあります。

逆に、意外ですが乳幼児が感染した場合は、風邪程度の症状で自然治癒するのに対して、

免疫力が強い大人ほど肺炎になりやすいとされています。

重症化すれば、

  • 肺に水が溜まる「胸水貯留」きょうすいちょりゅう
  • 呼吸困難

などに陥ることもあります。

関連 マイコプラズマ肺炎になったら学校や会社は休める?

マイコプラズマ肺炎の感染経路

マイコプラズマの感染経路は、

患者の咳やくしゃみを吸い込むことにより感染する【飛沫感染】

が主とされているため、人から人にうつるため家庭内や学校などで感染します。

また、感染してから発病するまでの潜伏期間2~3週間と非常に長く、

咳の症状が続いてもあまり熱が出ないため、自分で気がつかない間に他の人にうつしてしまうこともあります。

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マイコプラズマ肺炎は早期診断が難しい

風邪と似た症状から始まるマイコプラズマ肺炎は、早期に病名を確定するのが難しい病気です。

内科や小児科を受診しても、普通の肺炎とは違って、聴診器をあてても胸から

“ヒューヒュー”というような雑音が聞こえないため、風邪と誤診されがちです。

  • 風邪薬を服用しても治らなかった
  • 症状が悪化した

数日間経ってもこのような場合には、次の段階として肺炎を疑い、

胸部レントゲンなどの検査を行うことになります。

レントゲン検査だけなら数千円の費用で済み、5千円ほど見ておけば問題ないでしょう。

マイコプラズマ感染症の検査

もしレントゲンの検査で肺に白い「もや」がかかっているような場合は、

肺炎を疑い、更にそれがマイコプラズマかどうかを特定するために追加の検査を行う必要があります。

マイコプラズマに感染したかどうかを調べる方法はさまざまありますが、主に

①「抗体検査」

「遺伝子検査」

③「抗原検査」

などがあります。

①「抗体検査」は採血をして調べる、以前からある検査方法です。検査結果が出るまでには2週間程度期間が必要です。

②「遺伝子検査」はDNAを知らべる検査で、2011年から健康保険も適用になるなど有効な検査法ですが、結果が出るのに通常2~3日かかるというデメリットがあります。

検査の主流は「抗原キット」

そんな状況の中「もっと簡易に検査できる方法を」ということで、

③「抗原検査」

「マイコプラズマ抗原迅速診断キット」

が開発され、

2013年から一般のクリニックでも簡単に抗原検査ができるようになりました。

リボテストマイコプラズマ

引用:旭化成ファーマ㈱ マイコプラズマ抗原検査キット リボテスト®マイコプラズマ

※「抗原(こうげん)」とは「病気を引き起こす物質」という意味です。

専用の滅菌された綿棒で、喉の壁(咽頭)いんとうをこするだけで、マイコプラズマ抗原があるかどうかを判定できます。

旭化成ファーマ

引用:旭化成ファーマ㈱「マイコプラズマ感染症」

・特別な準備が不要
・わずか15-20分で診断できる
・外来受診時に予約なしで受けられる
・子供は採血など怖い思いをしなくていい
・口を開けているだけでいい
・経済的負担も少ない

というのが大きなメリットです。

「抗原キット」の検査費用は

マイコプラズマ抗原迅速検査は健康保険が適用できます。

1回の検査で1,500円(3割負担なら450円)となっています。
(※検査費用のみ。初診料、胸部レントゲン代は別途かかります。)

「抗原キット」のデメリット

検査方法が簡単で結果がすぐ分かるため、メリットは多いように思える抗原キットですが、
迅速診断だけに検査のタイミングややり方によっては精度は100%ではありません。

そのため内科や小児科の医師は、抗原検査の結果をふまえつつ

  • 胸部レントゲンや現れている症状
  • 問診による周囲の流行状況の確認
  • 場合によっては他の検査方法

などを総合的に判断して診断されます。

マイコプラズマ肺炎の治療

マイコプラズマ病原体はとても特殊な菌の構造をしていて、有効な抗菌薬もごく限られたものに限定されます。

しかし近年は、それさえも効力の無い、

「耐性菌」

の増加が大きな問題となっていて対応が急がれています。

処方される抗生剤によっては、喘息の治療薬などと一緒に飲むと副作用を起こす可能性があるので、喘息を持っている場合はあらかじめ申告しておきましょう。

マイコプラズマ肺炎は、症状が良くなっても1~2か月以上はウイルスが体に残っているので、

感染を広げないためにも処方された抗生物質は必ず飲み切ることが大切です。

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マイコプラズマ肺炎の予防

国立感染研究所によると、マイコプラズマ肺炎の予防については

特異的な予防方法はなく、流行期には手洗い、うがいなどの一般的な予防方法の励行と、患者との濃厚な接触を避けることである

とされているので基本的な予防を心掛けることが一番大切になります。

特にお子さんが学校で感染したあと、距離の近いその家族が感染というケースが一番多いので注意が必要です。

マイコプラズマ肺炎の治療期間

治療期間は症状によって変わります。

症状が軽ければ1週間程度で済みますが、重ければ治療に1ヶ月以上かかり入院も必要になります。

入院費用は

治療費は外来で済めば5千円〜1万円の間に納まりますが、入院すればもちろん日数に比例して医療費がかさみます。

重い肺炎の場合、感染のおそれから個室になることも多く、3割負担であっても40万円以上かかることもあります。

その場合は、国の高額療養費制度を申請すれば、自己負担は10万前後に抑えられます。

まとめ

子供に多いマイコプラズマ肺炎は風邪と症状が似ていて診断の難しい感染症です。

冬になると、インフルエンザなど他のウイルスによる感染症の流行も始まります。

初期症状はどれも似ているため、なかなか自分では原因を判断できませんが、抗原キットの登場で便利になったマイコプラズマ肺炎の検査はとても助かりますね。

マイコプラズマ肺炎は通常の肺炎と違いって若年層に多いことや、菌の特殊な構造から抗生物質も効きにくい傾向があるなど、独特の特徴を持っています。

いつまでも咳がおさまらないなど疑わしい症状がある時は一度、内科や小児科を受診し、検査を受けてみることをおすすめします。

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