RSウイルス感染症の潜伏期間や重症化症状・検査は?保育園や会社に行ける?

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RSウイルス

国立感染研究所によると、2歳までにほぼ100%の子どもが感染すると言われている『RSウイルス』

風邪の原因となるウイルスのひとつで、毎年冬になると流行する病気となっています。

その感染力の強さはすさまじく、

『秋のインフルエンザ』

とも言われています。

  • 潜伏期間
  • 重症化する症状とは
  • 休む規定はあるのか

など見ていきたいと思います。

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RSウイルスとは

RSウイルスとは、

Respiratory Syncytial Virus(レスピラトリー・シンシチアル・ウイルス)

  • Respiratory=呼吸の
  • syncytial=合胞体

の略で、直訳すると

『呼吸器のウイルス・略名称RSV』と言って、風邪の原因となるウイルスです。

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RSウイルスが流行する時期

乳幼児の肺炎などの原因になり、通常は冬を中心に流行する「RSウイルス感染症」

しかし日本では2011年以降、これまでのような冬~春にかけてといった季節に限らず、7月頃からRSウイルス感染症の患者が見られるようになりました。

RSウイルス

国立感染症研究所によると、今年2017年の第31週(7月31日~8月6日)の患者数は4934人で、

昨年同時期の約5倍となっていて注意が促されています。

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RSウイルスの潜伏期間と症状

国立感染研究所によると、

  • 潜伏期間
  • 初期症状

についての説明は次の通りです。

「潜伏期間は、典型的には4〜6日とされている。

発熱、鼻汁などの上気道炎症状が数日続き、その後下気道症状が出現してくる。発熱は初期症状として普通に見られるが、入院時には38℃以下になるか、消失していることが多い」

国立感染研究所-RSウイルス感染症とは-

上気道と下気道とは

通常ウイルスは最初に、人間の鼻やノドの粘膜に感染します。

上気道の炎症症状とは、

  • 鼻水
  • くしゃみ
  • 鼻づまり
  • 喉の痛み

などのいわゆる「風邪の症状」があらわれることをいいます。

上気道と下気道

引用:ヤクルト中央研究所-健康用語の基礎知識-

一方、下気道の炎症症状とは、上気道に感染したウイルスが

気管支まで入って炎症を起こすと

  • 「気管支炎」

を発症し、

さらに肺まで到達してしまうと、肺そのものが炎症を起こすことで

  • 「肺炎」

になるのです。

RSウイルスが怖いのは重症化したとき

感染者の約7~8割は、いわゆる軽度の「上気道炎症状」でそのまま治まることが多いRSウイルス感染症。

しかし、RSウイルスは重症化してしまうと

  • 強い咳
  • “ゼイゼイ”といった呼吸音のする「喘鳴ぜんめい

が出てしまい、

さらに

  • 細気管支炎
  • 肺炎

といった呼吸に関わる合併症を伴う事例もあるため、これがRSウイルス感染症の脅威とされています。

1歳未満は重症化しやすい

小さい子どもほど重症化しやすいRSウイルス感染症。

初めてかかった場合は、25~40%の割合で、細気管支炎や肺炎の兆候があると言われています。

重症化し入院する割合は約1%とされていますが

  • もともと呼吸器疾患のあるお子さん
  • 2~6ヶ月以内の赤ちゃん
  • 先天性心疾患を持つお子さん

は特に注意が必要です。

RSウイルスの感染経路

感染経路は主に2つあります。

【飛沫感染】ひまつかんせん

せきやくしゃみなどによって飛び散る病原体が、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染

【接触感染】せっしょくかんせん

手など皮膚の接触、その他手すりなどのような物体の表面を介しての間接的な接触で病原体が付着し感染

小さな子どもは指しゃぶりや、おもちゃを口に入れやすく、ドアノブ、食器、手すりなど周りのものを介してウイルスが体内に入りやすいです。

また、感染している子どもの鼻水や唾液がおもちゃにつき、そのおもちゃをさわることで大人でも感染します。

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眼からも感染する?!

国立感染研究所のホームページには、RSウイルスの感染力の強さがわかる記述があります。

厳重な手洗いに勝る効果は証明されていないが、院内感染率を低下させるとする報告もある。しかしながら、RSVは鼻および眼からも感染すると考えられており、通常の鼻と口を覆うマスクでは限られた効果しかないとされる

家庭内感染にも注意

RSウイルスは感染力が高く、家族1人がかかるとほかの家族にもうつる可能性があります。

周りに広めてしまわないためにも、マスクの着用や手洗いうがいを徹底し、手指を消毒しましょう。

ドアノブや手すり、おもちゃなども消毒エタノールなどで拭き取ることをおすすめします。

【自宅でのおすすめのケア】

    • 水分補給1度にたくさん飲ませるよりも、少しずつ数回にわけて飲ませましょう
    • 部屋の加湿…加湿器があると便利ですね。空気が乾燥していると、咳が出やすくなるだけでなく、鼻づまりも起こしやすくなります
    • 鼻水のケア鼻水が出て苦しそうな時は、無理のない程度で鼻吸い器で吸ってるのも効果的です。鼻に蒸気をあてると鼻通りが良くなるので、蒸しタオルをあてるのも効果的です

RSウイルス感染症の検査

RSウイルスに感染しているか調べるには、主流となっているのが『簡易検査』で、鼻水にウイルスが含まれているか調べます。

10分ほどですぐに検査結果もわかるため、多くの病院で取り入れられています。

保育園・幼稚園はいつから行ける?

RSウイルス感染症は、通常1~2週間くらいで症状が治まりますが、

症状が軽くなっていても7~21日間は感染力が残っているとされるため、基本は医師の許可を得てから登園する必要があります。

基準の法令は無し

RSウイルス感染症は、出席・登園停止の基準である「学校保健安全法」においては、基準を法令で定められていません。

発熱、咳等の症状が安定し、全身状態のよい者は登校(園)可能だが、手洗いを励行する
-学校保健安全法規則第18条および19条-

となっています。

ですから、保護者の判断、診察した医師の判断にもよりますが

  • 本人の療養のため
  • 他人への感染(流行)防止のため

これらの理由に応じたお休みが求められます。

まとめ

RSウイルス感染症は子どものほとんどが感染経験を持ち、大人も感染することがあります。

一見すると風邪と似ているだけに、特に2歳以下の小さいお子さんの様子の変化には注意が必要ですね。

せきや熱で苦しがっていたはずが、夜中に症状が進行して細気管支炎や肺炎を併発してしまった…という事例も実際あります。

RSウイルスはまだ認知度は低いですが、感染力についてはインフルエンザをもしのぐと言われています。

小さなお子さんがいらっしゃる方は特に、秋からの予防対策を心がけてくださいね。

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