川崎病の入院期間の最短・費用は?完治後までの確立期間や運動はいつからOK?

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川崎病

4歳以下の小さい子供がよく発症する「川崎病」という病気があります。

これだけ医療が発達していても、未だ原因不明のため根本な治療は無く、

病気で一度かかっても何度も再発する子もいるため、不安に思っている方も多いと思います。

しかし、治療法は確立されていて高額な治療費についても助成金が出る病気です。

  • 川崎病の治療法
  • 入院期間はどれくらいで費用は
  • 退院後はどうなるのか

など調べてみました。

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川崎病とは

川崎病とは、正式には

『急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群(MCLS)』

といって、

全身の血管に炎症が起こる病気です。

4歳以下の子供が多くがかかる病気で、

日本をはじめ韓国・中国・台湾などアジア系に多くみられます。

関連 世界の川崎病の流行国や発症の原因は?

川崎病の原因

有力なのは感染症によって過剰な免疫反応が起こることで、炎症が現れているのではないかと考えられています。

しかし、1967年に発見されて約50年たった今でも、その根本原因は分かっていないのです。

  • 菌ウイルスなどの感染説
  • 農薬中毒説
  • 水銀中毒説
  • アレルギー説
  • 遺伝説

このような多数の説が言われています。詳しくはこちらでまとめています↓

川崎病の感染原因は遺伝・溶連菌・ダニウイルス・中国のカンジダ?論文・資料ある?
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川崎病は主に2段階の症状

川崎病と診断されるには、特徴的な症状がいくつかあり、2段階に分けられています。

急性期(発症後すぐに症状が出る時期)

後遺症(発症後しばらく経過して見つかる病気。冠動脈の障害などの心疾患等)

急性期といわれる初期段階の症状や程度には個人差があり、

「川崎病」と診断されると即入院になります。

入院

しかしすぐに即日診断されずに、何度か病院に通うケースもあるようで、

発病してから入院するまでにかかる期間は平均すると4日程度と言われています。

川崎病の急性期症状

川崎病の急性期の特有な症状としては、

① 38度以上の高熱が5日以上続く
② 全身に赤い発疹があらわれる
③ 両目が充血して赤くなる
④ 唇が赤くなる・荒れて出血する、舌に苺のような赤いブツブツ(いちご舌)ができる
⑤ 手足に腫れやむくみがあり、赤くなる。解熱後熱は手足の指先の皮膚の皮がむける
⑥ 首のリンパ節が腫れる

の6つがあげられ5つ以上該当する場合に

「川崎病」

と一般的に診断されますが、実際はこの限りではありません。

川崎病 イチゴ舌

引用:日本川崎病学会(いちご舌)

症状が4つ以下であっても、現状をみながらお医者さんによっては川崎病と診断される場合もあります。

【写真&画像】川崎病の症状経過の順番・急性期&後遺症とは?大人になってもうつる(再発する)?
「川崎病」は4歳以下の小さなお子さんがかかることの多い病気の一つ。 これだけ医療が発達しているといわれる現代においても、患者数...

川崎病はなぜすぐ入院?目的は

川崎病と診断されたらなぜ入院までしなければならないのでしょうか。

それは、先ほどお話しした川崎病の2段階の症状のうち「後遺症」と言われるものにあります。

川崎病の後遺症とは

血管の炎症が引き金になって引き起こす合併症は、

「冠動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)」

と言われます。

心臓にある『冠動脈』(心臓の筋肉に酸素や栄養を送る血管)

と言われる部分が膨らむことで

  • 冠動脈の拡張
  • 冠状動脈に瘤(こぶ)ができる

という症状を引き起こします。

冠動脈瘤

引用:国立循環器病研究センター -川崎病-

適切な早期治療をしなければ、冠動脈が詰まってしまうことで、

心筋梗塞のリスクを一生背負って生きていかなければならないからです。

ですから、川崎病の治療の最大の目的は

冠動脈瘤を併発させないために、一刻も早く血管の炎症を抑えること

と言えるのです。

川崎病の治療

小児科で「川崎病」と確定診断されたらすぐに治療が開始されます。

川崎病の治療にはどのような方法があるのでしょうか。また入院期間は平均何日程度になるのでしょう。

川崎病の治療の目的

川崎病の治療の最大の目的は、後遺症を発症させないこと。

・急性期の強い炎症反応を早期に抑える

・心臓に血液を供給する血管である、冠動脈に瘤(こぶ)を残さない

の、2点です。

川崎病の治療法や薬

この目的を達成するための初期治療は次の2つです。

【ガンマグロブリン(免疫グロブリン)療法】(点滴)

が主流で、95%の患者はこの治療法を受けていると言われています。

点滴によって静脈内に“免疫グロブリン製剤”を投与することで、

異常に働いた免疫を調整し、炎症を抑えます。

【アスピリン療法】(内服薬)

最も歴史の長い川崎病の治療法で、血を固まりにくくする作用があります。

ほとんどの場合はガンマグロブリン療法と併用して用いられます。

ごく稀ですが、アスピリンの副作用として、歯茎の出血や鼻血、皮下出血などを起こす場合もあります。

川崎病の入院期間の平均は?長いの?

東邦大学医療センターのドクターを紹介しているサイトを参考にさせていただくと、

川崎病の入院期間は約1週間、再び熱が出た場合は10日間

としています。

もちろん入院期間は施設や患者の状態により差が生じます。

実際のネット上での報告を見てみると

〇入院後5日で解熱し、無事退院!

〇1か月以上も入院した…

と本当に人によってさまざまです。

病院

お医者さんも

「一日でも早く親御さんと過ごせるように」

という思いは同じですが、やはり経過観察はしっかりと判断は慎重にしなければならないのです。

川崎病は退院後も数か月は外来が必須

合併症などが起こらず順調に退院できてでも、

・退院後も心臓に後遺症が発生しないように2~3か月は継続して薬を飲み、

定期的な心臓の検査を受ける

・2~3週間に1度は外来で変わった様子はないかどうか診る

・その後は半年~1年に1度は定期検診のみ受ける

などの必要があります。

薬

多くの子供は、退院後2~3か月を過ぎた頃から運動を再開できますが、

川崎病は長期にわたり継続的な観察が必要な病気で、

後遺症と見られる心疾患が発生した時にも、罹患暦が分かるように

『川崎病急性期カード』

というものが退院時に渡され活用されています。

川崎病の後遺症の確率や年齢・寿命は?症状は心臓の不整脈・頭痛・不妊も?
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川崎病の入院費や治療費の補助は

川崎病で数日間入院したら入院費はどれくらいかかるのでしょうか。

高額療養費制度

日本には[高額療養費制度]があるので、健康保険に加入している人ならだれでも、

1ヶ月に一定額以上の医療費の負担があると、その負担額以上の金額は支給されます。

たとえば一般的な所得層で、医療費が全部で545,700円だった場合

545,700円×30%(3割負担)=163,710円・・・自己負担額

163,710円のうち高額療養費として支給されるのは、80,823円

ですから、実際の自己負担額は82,887円という事になります。

※ただしこの制度は、医療費のみで、食事代、差額ベッド代などは自己負担です。

子供の疾患の助成金や医療給付制度の例

また、お住まいの自治体でも医療費を補助する制度があります。

「乳幼児医療費助成制度」

「こども医療費助成」

「子育て支援医療費助成」

「小児慢性特定疾患医療給付」

などの制度名があります。

お転婆

・自己負担の全額を負担してくれるのか一部なのか

・こどもの対象年齢は何歳まで

・補助の対象は通院・入院・薬代など全て網羅しているのか

・入院時の個室の差額ベッド代、食事代等は含まれるのか

・住んでいる自治体以外の病院での治療や入院も対象になるのか

・給付方法は事前に申請できるのか、又は一旦窓口で支払い後に払い戻しがあるのか

・申請期間の期限

など、

名称もシステムも内容も各自治体によって異なります。

子育て世代の経済的負担を軽減してくれるありがたい制度です。

民間の医療保険・生命保険や共済などに加入しておられる方も多いと思いますが、

その前にこれらの制度をまずチェックしてみてくださいね。

いずれの制度も、自分で申請手続きをしなければ貰うことはできませんので、

お住まいの都道府県や市町村のホームページ・窓口で確認して有効活用してください。

川崎病の患者数、死亡率は

川崎病の患者数は、

・1980年代ごろから毎年6,000人

・99年に7,000人

・2000年に8,000人

次第に増えている傾向にあります。

1歳をピークとして、主に4歳以下の乳幼児がかかり男子が女子の約1.5倍です。

後遺症に発展してしまう確率は

患者のうち、冠動脈に大きなこぶができる巨大瘤(冠動脈径8ミリ以上)が出来てしまう例は

毎年約0.5%、200人に1人

川崎病による死亡率は、最近では

約0.05%、2,000人に1人

となっていて、毎年確実に幼い命が失われています。

まとめ

川崎病の発症原因は不明なものの、治療法はかなり進歩していることもあり、後遺症である冠動脈瘤になる可能性は低くなっています。

冠動脈瘤ができていなければ、治療後の経過は良好で、日常生活には特別な制限がないことがほとんどです。

しかし、治療後に心筋梗塞を起こしたり、川崎病を再発したりする可能性が全く無くなったわけではないので、しっかりとお子さんの様子を見るようにしてあげてください。

川崎病は早く治療を始めることがなにより大切ですので、

  • 高熱が何日も続いた
  • 舌に赤いブツブツができた

など、少しでも様子がおかしい時はすぐに小児科へ。

経過良好であっても、医師から問題ないと診断されるまでは、必ず定期的な検査を受けてくださいね。

【主に参考にさせて頂いたサイト】

日本川崎病学会 (http://www.jskd.jp)

国立循環器病研究センター(http://www.ncvc.go.jp)

メディカルノート (https://medicalnote.jp)

川崎病関連

【画像】川崎病の症状経過の順番や急性期の写真は?大人もうつる?

川崎病の原因説① 溶連菌・遺伝ほか

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