氷を食べるのがやめられない人の病気は太る? 貧血・ストレス過多の妊娠中女性は要注意

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氷食症

特に暑い時期は、ジュースなどに入っている氷を、ついでに口の中で溶かしたり、ガリガリ食べてしまうことは誰しもありますね。

しかしその“ついでの行動“を通り越して、

口寂しくなったらガムのようにとにかく氷を食べる!
氷が足りなくなったら買いに行ってでも食べる!
たとえ硬い氷で大事な歯が欠けても食べ続けたい!

と、一年中氷を大量に食べ続けてしまう人がいます。

「氷食症」

といわれる病気です。

  • 氷食症になる原因
  • どんな病気が隠れているのか
  • 氷食症になりやすい人

などお伝えしたいと思います。

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氷食症とは

氷食症(ひょうしょくしょう)とは、字の通り氷を無性に食べたくなる病気です。

髪の毛・チョーク・粘土など、普通では想像もつかないようなものを無性に食べつづけてしまう

「異食症(いしょくしょう)」

といわれる病気の一つとされています。

異食症の主な種類

“食事量の極端な偏り“で引き起こす

  • 拒食症
  • 過食症

などの病気は良く知られていますが、

“栄養の無いものを大量に食べてしまう”

というのが「異食症」です。

氷食症(ひょうしょくしょう)-異常な量の氷を食べる・大人に多い
土食症(どしょくしょう)-土を食べてしまう・子供に多い
食毛症(しょくもうしょう)-体毛をむしりとって食べる・子供に多い

氷食症は氷を食べるのが止められない

ついつい氷を口に入れてしまうという「氷食症」。

ジュースを飲んだついでに氷を2~3個ほど、ただ氷をガリガリと食べるのが好きなだけでは?という事ではありません。

一日に製氷皿1皿分以上(氷20~30個以上)の明らかに異常な大量の氷を、ガリガリと食べてしまう症状のことです。

どんなに寒くても、氷の食べ過ぎで口の中が切れてしまったとしても、

氷を食べ続けてしまうことで、体にさまざまな悪症状を引き起こすため、

「たかが氷」

と甘く考えてはいけない病気なのです。

氷食症の原因は2つ?

氷食症になってしまうのは成人の女性が多く、実はいまだ

原因不明

とされていますが多くは

  • 鉄分不足による貧血
  • ストレスなどの強迫性障害(精神疾患の一つ)

とされています。

[貧血]説のメカニズム

今のところ、貧血が氷食症を引き起こす原因ということが一番指摘されています。

貧血によって赤血球の量が減る

赤血球の働きが低下して酸素不足になる

自律神経が乱れて体温調節がうまくいかず、口の中の温度が上がる

暑くなった口の中を冷ますためのに氷を食べる

と考えられています。

[強迫性障害]説のメカニズム

強迫性障害とは、

“自分ではこんな行動をするのはおかしい”

と分かっているのに止められず反復してしまう精神疾患の一つで

強迫神経症

ともいわれます。

自分の髪やまつ毛などを抜くのが止められない[抜毛症]からの移行もあると言われています。

「氷を食べることがやめられないこと」=「強迫行為」

と、頭では分かっているのに止まらない心の状態です。

しかし、実際のネット上の体験談を見てみると

氷食症を発症したのは、突然大切な人やペットとの死別がキッカケだった、何年か氷食症が続いたが、何がキッカケかはわからずある日突然治った(氷食症がなくなった)

というよう方もいらっしゃるようです。他の説についても

「なぜ鉄分が足りないと氷が食べたくなるのか」

「なぜ氷を食べないといけないという強迫観念になってしまうのか」

についての関連性もいまだ明らかにされていません。

氷食症は太る!

氷をなぜそんなに食べたくなるのか?それは

体や心が、何かの栄養や満たせるものが不足している

とうSOSのサインだからです。

本来、無味無臭で栄養もない「氷」を美味しいと感じ、

大量に余計な「水分」として体に取り込むことは太る原因にもなります。

精神面で氷を食べ続けて太る理由

精神的なストレスを抱えていて、食事も思うように食べられない時、

たまたま氷を口にして噛むと「スッキリ」するという感覚で食べ続けてしまうことは、自律神経が上手く機能しなくなっているということです。

通常、氷を食べ過ぎると胃腸が冷やされるので、食べるのをやめようと思うはずが、いつまでも満足感が得られず食べ続けてしまうということ。

“お腹がいっぱいになった”という満腹中枢機能が鈍っているため、知らぬ間に体重の増加に繋がります。

氷は特に料理をする必要もないし、製氷皿にはいつも氷があって、簡単に口に入れられて満足できる…という無意識で氷に手が出てしまうのです。

氷食症は体の鉄分不足

実際に、氷食症となる方のほとんどが「体の鉄分不足」による

  • 鉄欠乏症
  • 鉄欠乏性貧血

という症状が原因とされています。

いわゆる“細胞の酸欠状態“、鉄分の不足が原因とされているため、

気がつかないうちにどんどん貧血の症状がひどくなっていってしまうことがあります。

細胞が酸欠状態になると引き起こす体の不調

血の鉄分が不足すると、赤血球が不足し脳に十分な酸素が供給されなくなるります。

すると、自律神経に狂いが生じ、様々な症状を伴うようになります。

  • 生理不順
  • 冷え性
  • 顔色が悪い
  • 動悸・息切れ
  • 貧血
  • 疲れやすくなる
  • 頭痛
  • 食欲不振
  • めまい・立ちくらみ
  • 記憶力が低下
  • 持久力が低下
  • 寝つきが悪くなる

さらに、食欲不振で栄養不足が続くと

  • 肌荒れ・爪が反る・爪が割れやすい

氷の食べ過ぎで

  • 口の中が切れる・歯が欠ける

など、日常生活に支障をきたすようになります。

氷食症が女性と子供に多い理由

女性は男性よりも体質的に鉄分が不足しやすい特徴があり、

実際に妊娠中の方に氷食症を発症する方が多いとされています。

女性が氷食症になる原因

・妊娠中の方…おなかの赤ちゃんを育てるため妊娠中は母体の鉄が胎児へ移動するため

・授乳中の方…母乳にも鉄分が含まれるため、授乳によって鉄が失われる

・生理による出血で、一日に失われる鉄の量は男性の2倍以上

・無理なダイエットで食事の量を減らすことで、栄養不足に

子供にも多い氷食症

またある調査では、最近は献血も出来ないほど貧血状態の女性が多くなっており、

その母体から生まれた子供は、母親の栄養状態をそのまま引き継ぐため、栄養バランスが崩れた偏った食事を好むことで、氷食症の子供も増えていると言われています。

鉄は血液をつくる

人間が生きていくうえで絶対欠かせない5大栄養素として

  • タンパク質
  • 脂質
  • 炭水化物(糖質)
  • ビタミン
  • ミネラル

がありますが、鉄はこのうちミネラルに属します。

人間に必要なミネラルは、カルシウム、塩などを含む全部で16種類。

これらは[必須ミネラル16種類]として、生命維持に欠かせない大切な栄養素です。

体に必要な鉄の量

鉄は血液に酸素を運ぶ役割があります。

成人の体内の鉄の量は

男性で3〜3.5g

女性では2〜2.5g

と言われていて、そのうちの約60%は、

ヘモグロビンをつくるために使われる鉄として血液中に存在しています。

鉄不足=ヘモグロビンが作ることができない

ヘモグロビンは、赤血球の中に存在するタンパク質の一つで、肺から全身へと酸素を運搬する役割を担っています。

体内の鉄が不足するということは、ヘモグロビンをつくる材料が減ってしまうということ。

そうなると、全身の組織や臓器に酸素が行き渡らなくなり、体内がいわば酸欠状態になってしまいます

これが、鉄欠乏性貧血という病気です。

関連 鉄は2種類ある!氷食症改善に鉄分は何を摂る?

鉄分が豊富な食材は

鉄分が豊富な食材としては、

  • 魚や貝の魚介類
  • レバー
  • ひじき
  • ほうれん草

といったものが有名です。

男性はもちろん、日頃から不足しがちな女性は特に、これら食材から、十分な鉄分を補給する必要があります。

関連 豚・鶏・牛肉の栄養の違いや鉄分が多いのは?

氷食症は何科で診断?治療・予防は

氷食症が疑われたら、どうすればいいのでしょうか。

貧血改善として

貧血予防の立場からは、一般の貧血と同じように鉄分の多い食材を摂取し、バランスのとれた食生活をするという基本的な食事へのケアが必要です。

消化器科

婦人科

を受診して、まずは血液検査で数値を測り貧血かどうかを確かめることができます。

鉄欠乏性貧血だった場合は、

  • 胃潰瘍
  • 大腸がん
  • 子宮筋腫

などを併発している可能性もあるため、早期発見が最も大切です。

貧血に対しては「鉄剤」といわれる飲み薬や注射などの治療法があります。

強迫性障害改善として

強迫性障害の立場からは、治療には

心療内科

精神科

を受診することになります。

抗うつ剤などの薬物療法が一般的ですが、

強迫性障害の人には完全主義者(潔癖な人)の傾向が強いため、認知行動療法などで、自動思考(無意識的な考え方のクセ)を修正していくことも考えられます。

いずれの治療も、主治医の先生に従って、再熱・再発をしないように経過を見ながら長期的に取り組む必要があります。

まとめ

氷食症かなと思ったら、まずは

・鉄分の補給=貧血予防

・ストレスを改善

がもっとも効果的です。

一般の貧血と同じく、鉄分の多い食材を中心にバランスのとれた食生活を心掛け、信頼できる人に相談するだけでも心の安定につながります。

特に現代は、20歳代前後の若い女性に鉄欠乏性貧血が多く見られ、その数は4人に1人とも、10人に1人ともいわれています。

氷が無性に食べたくなる氷食症は、鉄分や心を満たすものが不足した、あなた自信からのSOSかもしれません。

より具体的な治療法や鉄分についてはこちらもお役に立ちます↓

氷食症はガンリスクあり?治療法や貧血チェックも!

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