【画像】外来種ムネアカハラビロカマキリの特徴・卵・幼虫・分布・見分け方は?

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ムネアカハラビロカマキリ

見た目のかっこよさから子供に人気のカマキリ。

日本で有名なカマキリの種類といえば

  • オオカマキリ
  • コカマキリ
  • ハラビロカマキリ

他、公園など意外と身近な場所で見つけることができます。

そんな日本在来のカマキリ達の生態を脅かす“大型の謎カマキリ”の存在が近年問題になっています。

「ムネアカハラビロカマキリ」

一体どんなカマキリなのでしょうか。

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ムネアカハラビロカマキリとは

ムネアカハラビロカマキリは、カマキリ目カマキリ科の昆虫。

ムネアカハラビロカマキリ

引用:山陽新聞2017/10/27-岡山で謎のカマキリ発見-

体長は約7㎝と比較的大きく、“ムネアカ“とつく名前の通り

外見は「少しスマートなお腹の赤いオオカマキリ」といったところ。

発見されたのはいつ?

2010年に福井県で初めて確認されて以来、

  • 東京都内
  • 神奈川県
  • 茨城県
  • 岐阜県
  • 愛知県
  • 岡山県

などを中心に、北陸、関東、中国、九州まで発見例が年々急拡大しています。

中国大陸から渡ってきたと指摘する声もありますが、いまだ外来種か在来種かなども特定が出来ておらず、正体不明な謎の大型カマキリと言われています。

ムネアカハラビロカマキリ生態と時期・卵は

ムネアカハラビロカマキリは

・卵は11月~翌年の5月頃まで

・幼虫は夏から林道や公園・草原に生息

・成虫は9月~11月にかけて

多く見られます。

ムネアカハラビロカマキリ

引用:名古屋昆虫同好会会長・間野隆裕氏 文責資料より

なぜ増えると問題なの?

一般にカマキリはスズメバチと同様、食物連鎖の頂点に君臨する生態を持つ昆虫です。

多くの昆虫を食べながら生活しているので、知らないうちに多くの生き物が少なくなっていく可能性があります。

実際に、ムネアカハラビロカマキリが繁殖拡大している愛知県豊田市の調査結果では、

ハラビロカマキリが激減している傾向にあり、

同じ場所で生活する在来種をどんどん駆逐している可能性が大きいからです。

ハラビロカマキリとの見分け方

ムネアカハラビロカマキリは、ハラビロカマキリとよく似ています。

どういった違いがあるのでしょうか。

ハラビロカマキリ

引用:ウィキペディア -ハラビロカマキリ-

ムネアカハラビロカマキリの特徴・斑点は?

それぞれの特徴は以下の通り。

ハラビロカマキリ ムネアカハラビロカマキリ

引用:豊田市矢作川研究所資料より抜粋

ハラビロカマキリ ムネアカハラビロカマキリ
学名 Hierodula venosa 未定
成虫の大きさ 50mm程度 70mm以上の大型
生息地 本州、四国、九州など 北陸、関東、中国、九州など
やや丸みを帯びている スマート
体の色 黄緑色、褐色 黄緑色
お腹の色 うす黄色に黒斑 成虫と幼虫はピンク色
手(腕の部分=基節) 大きな突起が 3個 小さな突起が 8-9個
羽(翅)の特徴 左右翅の両端に白い点を持つ 白い点は無い
胸の部分 短い 長い
ハラビロカマキリ

引用:名古屋昆虫同好会会長・間野隆裕氏 文責資料より

卵鞘(らんしょう)で見分けるカマキリの種類

カマキリは卵鞘(卵のかたまり)から、どの種類の卵なのかも判別出来ます。

なまえ 卵鞘の特徴
ハラビロカマキリ オオカマキリより小さく、チョウセンカマキリより太い。褐色で底部にカーブあり
ムネアカハラビロカマキリ 白っぽく、なめらかでふさふさした感じ
オオカマキリ 木の枝にある事が多く褐色で丸い形
チョウセンカマキリ 明褐色で楕円形。コカマキリの卵に似ているがやや大きく枝で産むことが多い
コカマキリ やや白っぽく、楕円形で卵鞘の片端が細い。枝ではなく壁や樹皮に多い
カマキリの卵

引用:オオカマキリ(Wikipedia),ハラビロカマキリ,チョウセンカマキリ,コカマキリ(geocities.jp)

卵がふ化する前に、カマキリの種類が卵鞘から分かるのは興味深いですね。

ムネアカハラビロカマキリ発見!みんなの声

日本に生息する代表的なカマキリたち

日本には他にどんな代表的なカマキリがいるのでしょうか。

オオカマキリ-Tenodera aridifolia-

日本最大のカマキリで、体色は緑色型と褐色型が知られる。

オオカマキリ

引用:ウィキペディア

  • 地域:日本のほぼ全域
  • 体色:緑色が多いが褐色もあり
  • 体長:オス68-92mm、メス77-95mmの大型
  • 後翅の付け根を中心とした大部分が暗紫褐色

チョウセンカマキリ-Tenodera angustipennis-

日本以外では中国と朝鮮半島などに生息。単に「カマキリ」とも呼ばれる。

チョウセンカマキリ

引用:ウィキペディア

  • 地域:北海道、本州、四国、九州、西南諸島、沖縄本島
  • 体色:緑色、背部や腹部に褐色
  • 体長:オス65-80mm、メス70-90mm
  • 体型は細長い
  • 両前足の間がオレンジ色(カマとカマの付け根部分)

コカマキリ-Statilia maculata-

前足内側に白黒の模様を持つ、都会にも生息する小さな茶色いカマキリ。

コカマキリ

引用:ウィキペディア

  • 地域:本州、四国、九州、対馬 都心部にも多く生息
  • 体色:褐色・薄い紫褐色 所々に黒斑あり
  • 体長:オス36-55mm、メス46-63mm
  • 前足内側に白黒の模様を持つ

大まかですが、体長を大きい順番に並べると

・オオカマキリ

・ムネアカハラビロカマキリ

・チョウセンカマキリ

・ハラビロカマキリ

・コカマキリ

の順になります。

まとめ

昆虫もしばしば「外来種発見!」というニュースは多いですね。

ヒアリなどとは違って、ムネアカハラビロカマキリは人間に直接害は及ぼさないものの、

どこの国・地域から来たのか、在来種なのか外来種なのか学術的にも明確になっていない種類のため調査が進められています。

ただ、今の在来種のカマキリの生態系を脅かす存在となっていることは間違いなく、

生息範囲を確認する意味でも発見の情報は大変貴重となります。

  • 白っぽいふさふさな卵
  • 幼虫もお腹がピンク~赤色
  • 成虫は大型でお腹が赤っぽい見慣れないカマキリ

を見つけた時は、見つけた場所を管理している施設や自治体などにぜひ連絡を!

こちらは2017年初上陸してしまった外来種の野菜の害虫↓

テンサイシストセンチュウとは?大根が奇形する?!

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コメント

  1. なが より:

    昨日の鉄腕ダッシュでも取り上げられたり池の水全部抜くを見てても外来生物が多いなぁってつくづく思います。

    基本、人間が持ち込んだのが原因なんで主の保存もそうですが国をあげて取り組んでほしいです。

    • hana より:

      本当ですね!虫も国境なく生きる時代ですね。もともと日本に生息している動物や植物は大切にてあげたいものです。