膝の外側が痛い・腫れる原因!正座・あぐらで曲げる&階段・ランニングの違和感も

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膝の外側が痛い 

生活をする上で必ず使う膝。

歩いたり座ったり走ったり…膝の曲げ伸ばしを避けることはできませんね。

だからこそ酷使しやすく、膝の痛みで悩む方は多いようです。

また、痛み方や部位もさまざまで、細かく症状が分かれています。

ご自身の大事な膝の仕組みに目を向けて、原因を探る必要があります。

今回は

膝の外側の痛み・違和感の主な原因や症状

にスポットを当てて紹介したいと思います。

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膝痛の原因-靱帯・腱・筋肉の違い-

膝の曲げ伸ばしに必要なもの。

主に「筋肉」が収縮することで、関節は曲げたり伸びたり、動作を行うことができます。

しかし膝関節の周りには

「筋肉」「骨」

だけでなく、

「靭帯(じんたい)」「腱(けん)」

という組織もたくさん存在します。

腱(けん)とは

腱(けん)とは、筋肉と骨とを結びつけている白い繊維性の丈夫な組織。

膝の外側の痛み 腱

ピーンと張った部分が目につく「アキレス腱」などは分かりやすい部位ですが、膝や腕の関節にもあります。

俗にいう“筋(すじ)”とは“腱(けん)”のことです。

腱と筋肉は何が違うの?

腱(=スジ)は筋肉と骨のつなぎ目にあるもので、伸縮性はほとんどありません。

これに対し、筋肉は関節を動かすために伸び縮みをよくします。

靭帯(じんたい)とは

靭帯というのもよく聞かれますね。

靱帯とは骨と骨をつなげる組織で、腱と同様に固くて伸縮性はありません。

↓腱・靱帯・筋肉の違いのイメージ

膝の外側が痛い 腱 靱帯

引用:http://www12.plala.or.jp/hogushiya/

・腱(=スジ)筋肉と骨をつなげる組織・伸縮性ほとんどなし

・靭帯骨と骨をつなげる組織・関節を安定させる働き・伸縮性ほとんどなし

このように「膝」と一言で言っても、それを形成する

  • 「骨」
  • 「筋肉」
  • 「腱」(=スジ)
  • 「靭帯」

の4つは全く別のものなのです。

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膝の外側の痛み-靭帯や腱のトラブル-

膝の外側の痛みで「靭帯」や「腱」に損傷が起きる、具体的な症状名はどんなものがあるのでしょうか。

こういったトラブルは、オーバーユース(使い過ぎ)や筋肉の硬さが関係します。

1)外側側副靭帯損傷(がいそくそくふくじんたいそんしょう)

靱帯は、骨と骨をつないで関節を作っています。

図のように、膝のまわりには主に4種類の靱帯があります。

膝の外側の痛み 靭帯

引用:日本整形外科学会 -膝靭帯損傷-

4本の靭帯のうち、膝の外側の「外側側副靭帯」の一部が傷ついたり、裂けたり破けてしまう障害です。

外側側副靭帯損傷になる主な原因

外側側副靭帯は次のようなことがきっかけで損傷しやすくなります。

【膝の内側から強い衝撃が加わる】

ラグビーのタックルや交通事故など、膝の内側からすごい衝撃が加わった時や、

急激な方向転換、ジャンプの着地時の衝撃などでも起こります

【O脚気味の人】

O脚でガニ股歩きの人は要注意。慢性的に外側の靭帯に負担がかかっています。

O脚は、加齢や体重増加によりなりやすくなります。

外側側副靭帯損傷の痛み・症状

・膝の外側を押すと痛い

・膝がぐらぐらする感じで力が入らない

・膝が腫れぼったい

・膝を内側にひねると不安定感がある

2)腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)

腸脛靭帯炎は、太ももの外側を通って脛(すね)の骨までつながっている長い靭帯、

「腸脛靭帯・ちょうけいじんたい」

に炎症が起こるものです。

腸脛靭帯炎は代表的な[スポーツ障害]の一つ

「スポーツ障害」とは、スポーツ(運動)をすることで起こる障害や外傷などの総称で、別名「使い過ぎ症候群」などともいわれます。

特に多い「スポーツ障害」のうち、膝に起こる代表的な症状と痛む場所は、

次の①~④があります↓

膝の外側の痛み  スポーツ障害

引用:日本整形外科学会-スポーツによる膝の慢性障害-

①「大腿四頭筋腱付着部炎・だいたいしとうきんけんふちゃくぶえん」(別名:ジャンパー膝)

②「膝蓋腱炎・しつがいけんえん」(別名:ジャンパー膝)

③「鵞足炎・がそくえん」

④「腸脛靭帯炎・ちょうけいじんたいえん」(別名:ランナー膝)

腸脛靭帯炎になる主な原因

別名「ランナー膝」とも言われるこの症状。

  • 陸上競技の長距離選手
  • ランニング

だけでなく、日常生活では

  • 自転車に乗りすぎの人
  • 登山者

にも多く見られます。

膝

膝の使いすぎ・曲げ伸ばしの繰り返し、膝の変形(O脚X脚)などによる膝の負担の蓄積で、

腸脛靭帯が大腿骨との摩擦で部分的に炎症を起こします。

腸脛靭帯炎の痛み・症状

・膝の外側の骨を押すと痛いと感じる

・走っている時、走り終えた時も痛みを感じる

膝の外側の痛み-関節トラブルや病気

膝の痛みになる原因は、スポーツで腱や靱帯を痛めるだけではありません。

  • 膝関節の骨に異常がある
  • 膝の変形(O脚X脚)
  • 体のゆがみ
  • 加齢

なども大きくかかわってきます。

1) 変形性膝関節症

中高年のひざの痛みの代表格といえば

変形性膝関節症・へんけいせいしつ(ひざ) かんせつしょう』

という症状で、女性の方が圧倒的に多いとされています。

変形性膝関節症になる原因

膝の軟骨のすり減りや半月板のトラブルで関節内に炎症が生じて痛みます。

  • 加齢による軟骨のすり減り
  • 膝の負担が大きい肥満体形
  • 膝のゆがみ(O脚やX脚)

痛みを感じる位置は膝でもさまざまな位置があります。

膝の外側の痛み 変形性膝関節症

引用:リッチボーン-関節痛-

変形性膝関節症については「変形性膝関節症のセルフチェック!痛む原因と対処法は?」で詳しくご覧いただけます。

2) 半月板損傷

「半月板」もよく聞かれますが、具体的に膝のどこにあるのでしょうか。

膝の外側の痛み 半月板損傷 

引用:日本整形外科学会-半月板損傷-

両膝の外側・内側にそれぞれ一枚ずつあり、C型の半月の形をした薄い板のような軟骨で、

膝の衝撃を緩和するクッションの役割があります。

半月板が損傷する原因

半月板はスポーツ選手だけでなく、普通に生活をしていても、ふとした時に欠けたり亀裂が入ったり割れたりするとても繊細な部分です。

・日常生活の中で急に振り向いた時
・スポーツ中の急なターンをする時
・体重が増えて半月板への負担が大きくなった時

とくに膝に圧迫がかかっている状態でねじると、こすれて損傷しやすい部分です。

半月板は加齢に伴い変性しやすく、40歳以上ではちょっとした外傷でも起こりやすくなります。

半月板損傷の痛み・症状

・膝の曲げ伸ばし時に引っかかり感がある

・膝の外側部分を押すと痛い

・階段の昇り降りなどで、膝のチカラが抜けてしまう

だけでなく、半月板損傷が悪化してしまうと

・膝に水(関節液)がたまる

・急に膝が動かなくなる“ロッキング”(図参照)という状態になる

になってしまうこともあります。

半月板損傷は他の病気と併発も多い

半月板は非常にもろく、治りに時間がかかり、重症になってしまうと手術も必要になります。

また、最初にお話しした

「変形性膝関節症」

「外側側副靭帯損傷」

などの他の疾患を同時に合併して起こることも少なくないため、

早めに整形外科を受診し、適切な治療が必要になります。

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3)関節リウマチ

リウマチにはさまざま種類がありますが、一般的には

「関節リウマチ」

のことを意味しています。

リウマチは

“手首や指にシビレ・痛みが出る病気“

をイメージする人も多いかもしれませんが、膝に初期症状があらわれることもあります。

関節リウマチの原因

関節リウマチは、本来は体を守る『免疫機能』が異常になることで、関節部分を攻撃してしまう病気とされていて、適切な治療をしないと最終的には

  • 手足の変形
  • 骨や軟骨が壊れることで関節が動かせなくなる

など非常に怖い病気です。

関節リウマチの痛み・症状

関節リウマチの場合は、

  • 関節全体のこわばり
  • 膝を曲げると痛い

などがあります。

進行するにつれて痛みは強くなり、膝に水がたまったりもします。

関節リウマチの初期症状はシビレだけじゃない!発熱・口が渇く?」で詳しくご覧いただけます。

膝の痛み・子供に特有な症状は

子供の場合は、急激に骨が軟骨から成長する時期です。

スポーツなどで良く体を動かす時期と重なるため、子供特有の膝周辺の痛みの症状も多いようです。

有痛性分裂膝蓋骨(ゆうつうせいぶんれつしつがいこつ)

サッカーなどの運動中・運動後に膝のお皿(膝蓋骨)のやや外側上方がジンジンと痛む障害。

成長期(10~17歳)の男性に多い。

オスグッド病

膝のお皿の下あたりの

「脛骨結節(けいこつけっせつ)」

という骨が徐々に突出してきて痛みを伴います。時には赤く腫れて熱を持ったりすることも。

10〜15歳くらいのスポーツ好きの子供に好発します。

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膝の痛みは[膝だけ]の問題?

膝の痛みの原因は、膝関節周りだけの問題ではないこともあります。

  • 階段の上り下り
  • 正座をするとき

などは特に、普通に歩くときよりも膝に屈曲する力が必要ですね。

この膝の曲げ伸ばしを行うのが

大腿四頭筋・だいたいしとうきん

いわゆる太もも前側の筋肉群で、一般的に

内側広筋・外側広筋・中間広筋・大腿直筋

の4つの筋肉を指します。

膝の痛み

引用:宏洲整形外科医院

運動不足や老化の影響でこの筋肉が縮んで硬くなってしまうと、

  • 膝がガクガクする
  • 膝を曲げると膝に痛みを感じる

などの状態にもなるのです。

膝の痛み・その他のトラブル

膝の内側・外側が痛む症状で代表的なものを紹介しましたが、

膝の痛みには他にも様々な症状があります。

遊離軟骨(ゆうりなんこつ)

関節内に、軟骨の骨のかけらが挟まって痛みが生じる状態で、俗に

「関節ネズミ」

といわれます。

原因になるのは

  • 骨軟骨骨折(ほねなんこつこっせつ)
  • 滑膜骨軟骨腫(かつまくこつなんこつしゅしょう)
  • 変形性膝関節症
  • スポーツによる関節の酷使や事故による衝撃

などさまざま。

膝の足関節ほか、肘や股関節にも発生します。

膝蓋骨不安定症(しつがいこつふあんしょう)

「膝蓋骨(しつがいこつ)」とは俗に

「ひざのお皿」

と言われる骨。

スポーツや加齢などで、靭帯が緩んだり、膝蓋骨がずれたりすることで、

不安定さを感じたり膝のお皿が外れたりする感覚がある症状です。

膝蓋大腿関節症(しつがいだいたいかんせつしょう)

加齢などにより骨が変形し、膝のお皿がズレているような感覚になります。

お皿の上部に痛みが生じて腫れも感じます。

膝の屈伸運動でゴリゴリ音がすることも。

関連 膝のお皿の上が痛む原因は股関節?その症状とは

膝が痛い時の対処法

膝がどうしても痛い・違和感が続く場合はどうすれば良いのでしょうか。

迷わずまずは病院を受診

どの症状が原因であっても、やはり

早期発見・早期治療

が最も大切です。

病院

  • 膝に力が入らない
  • 膝の曲げ伸ばしが困難
  • 膝が回せない

など何らかの違和感がある場合は、

『接骨院』・『整骨院』

など専門医の受診をおすすめします。

あきらかに膝が腫れて熱を持っていたり、安静時も痛みがある場合は

『整形外科』

などを受診して、まずは原因を特定することが先決です。

原因が分からないまま自己判断

  • テーピング
  • ツボをおす
  • 冷やす・温める
  • 湿布を貼る
  • サポーターをする
  • ストレッチをする
  • マッサージをする
  • お灸をする
  • 痛み止めの薬を飲む
  • 電気治療をする

などで一時的に緩和されたとしても、間違った方法で対処してしまっては、症状を悪化させてしまう恐れもあります。

医療機関では

  • アイシング(冷やす)方法
  • ギプスやサポーターなどで膝の固定
  • リハビリ指導

など、それぞれの症状に適した最短の対処法で、痛みの改善が期待できます。

まとめ

膝の外側の痛みだけでもこれだけの症状が考えられ、もちろんこれが全てではありません。

一つの症状だけでなく、沢山の症状が併発した痛みの場合も考えられます。

基本は「痛みにもう耐えられないから病院に行く」ではなく、

「少しの違和感・痛みを感じたら病院」です。

痛みを放置してしまうと、だんだん歩くことも辛くなり、運動量が減り筋力が低下してしまうため悪循環になってしまいます。

早めに根本的な原因をつきとめ、適切な治療を受けるようにしてくださいね。

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