ダイエット目的から、サラダにドレッシングはかけない、
かけてもノンオイルドレッシングだけという人も多いのではないでしょうか。
しかし栄養素によっては、油と一緒に食べたほうが体への吸収率がいいものもあります。
さて、体にやさしくおいしいドレッシング選びとは?
ドレッシングはほとんど油でできている
通常ドレッシングの成分というと、いづれも油にお酢などいろいろな調味料を合わせて味を調整するので、容量の約80%以上は油そのものです。
ですから、そのドレッシングをかけなければその分摂取カロリーは抑えることができます。
しかし、サラダに含まれる栄養素を無駄なく体い取り込むことを考えると、
少量の油をかけることは、決して悪いことではありません。
油と一緒にとると吸収率がいい栄養素
たとえば、よくサラダに入っているサニーレタス、ブロッコリー、パプリカなどの緑黄色野菜をサラダにして食べるとき、油分がまったくないと、せっかく野菜に含まれるカロテンやビタミンKなどの脂溶性ビタミンの吸収率が落ちてしまいます。
脂溶性ビタミンとは
脂溶性ビタミン(しようせいビタミン)とは、水に溶けにくく油(脂)に溶けやすいビタミンの総称。
おもなものに
- ビタミンA
- ビタミンD
- ビタミンE
- ビタミンK
があります。
サラダの一番いい食べ方
せっかく新鮮な野菜を食べても、肝心のビタミンを摂取することができないと合理的とは言えません。
ですから、結果的に味の面でも栄養面でも、オイル入りのドレッシングをかけたほうが良いということになります。
マヨネーズがおすすめな理由
ドレッシングやマヨネーズは、油の粒が小さい状態で酢と混ざって乳化した状態です。
ですから、ただ油をかけるよりも、ビタミンの吸収率が高まることが分かっています。
乳化とは
乳化とは、水と油のように本来はまじりあわないものが、混じり合う現象のことです。
一番イメージしやすいのはドレッシングでしょう。
ドレッシングの材料は、油とお酢です。このままでは混じり合いませんが、激しく降ると一時的に混じり合います。
この状態が「乳化」です。ですからドレッシングをかけるときは、よく降ってからサラダにかけましょう。
まとめ
油は適量であればビタミンの吸収に役立つ強い味方です。
もちろん、サラダ以外の料理に油が使われているときは、その油によって脂溶性ビタミンの吸収率がよくなるので、食事全体の油の摂りすぎに注意してくださいね♪