洋服(シャツ)ボタンの掛け方が男女で逆の違いや理由・由来・歴史・起源は?

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洋服といえば、その形やルーツの多くはヨーロッパから来ています。

今も“ファッションの都“と言えば、

パリ・ロンドン・ミラノ、

気品と風格の高い有名ブランドというと

シャネル・グッチ・プラダなど、

ヨーロッパが、世界のファッションの流行最先端であることは今も昔も変わりませんね。

ボタン付きのスーツやポロシャツ・カッターシャツなどは、

今は誰しも1枚は持っている

『洋服』

の種類ですが、

「ボタン付きの洋服」

が世界で初めて誕生したのも、

13世紀ごろの中世ヨーロッパが最初と言われています。

そしてこれらの洋服は男性用と女性用で、

“ボタンの掛け方“が左右逆という違いがある“

というのはご存知の方も多いのではないでしょうか。

気になるそのルーツや理由を調べてみました。

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[ボタン]言葉の起源

「ボタン(釦)」の言葉の起源は、諸説ありますが、

現在のヨーロッパ・イベリア半島に位置するポルトガルの言語

『botão』

が起源というのが最も有力説と言われています。

ボタン

[西洋人]が初めて日本に来たのはいつ?

西洋文化が初めて日本に入ってきたのは、1543年に鉄砲を持ったポルトガル人が種子島に漂着した時で、

“この時が日本に鉄砲が伝来した瞬間だった!“

という日本史の授業で習った(暗記させられた)遠い記憶…。

それから約100年間、三代将軍・徳川家光が1639年にポルトガル人の来航禁止令を出すまで、

宗教や貿易を通じて、日本国はポルトガルからさまざまな文化を受け取ったとされています。

ポルトガル語が由来と言われている日本語

『言葉』もそのひとつ。

今は日本語のように漢字を当てて普通に使っている言葉も、

多くはポルトガル語から由来していると言われています。

ボタン(botà) ・ パン(pào) ・ コップ(copo) ・ 煙草(tobaco) ・ オルガン(orgào) ・  ビスケット(biscoito) ・ ブランコ ( balanço) ・ カボチャ(Camboja)・かるた (carta)・カステラ  (castella)…

と調べてみると、びっくり!

出てくる出てくるポルトガル!

まだまだあります。

これらは、今でも両国の生活の中でよく使われている言葉です。

男女の洋服・ボタンの掛け方の違い

世界共通・老若男女問わず、今でも多くの人は「右利き」という事実。

男性用はボタンが自分からみて右側、

左手(利き手と反対)でボタンホールを固定して、右手でボタンを動かす

という一連の動作で、

右利きの男性がボタンを留めやすいようにデザインされています。

シャツ

それに対して女性用は逆

男女とも大多数の人が右利きだから、女性のシャツも男性と同じ「右側」にすればいいのに、

なぜ女性の方は、わざわざ逆のデザインになっているのでしょうか。

実はこれにはいくつか「諸説あり」。

ということで、いくつか有力説を見ていきましょう。

[女性は左]すぐ授乳ができるように説

子供の授乳時に、ほとんどの母親は左手で赤ちゃんを抱き、

利き手である右手をフリーの状態にします。

授乳室
ですから、泣いている子供にすぐ授乳が出来るように、

右手でスムーズにシャツをはだけるようにするためとされています。

“自分でボタンを留める動作“よりも、

“自分でボタンを素早く外す動作“に重点をおいた結果

ということですね。

[女性は左]馬に横乗りだったから説

今でも人が馬に騎乗するときは、

鞍(くら)=サドルステッチ(Saddle stich)

といって、丈夫な皮で縫い合わせ、お尻の下に敷いて足を引っかける部分が一体となった、

専用の馬具

を使います。

鞍

引用:Wikipedia

その昔、ロングスカートを履いた女性の多くは、男性のように

『馬にまたいで乗る』

のではなく、

『馬に横向きに座って、頭を進行方向に向けて乗る』

というスタイルがあり、

横乗り専用の鞍(くら)を「サイドサドル(Sidesaddle)」

と言いました。

右利きの女性が、サイドサドルで馬に乗ると体の右側が前方を向いています。

前から吹く風がなるべく服に入り込まないように、

風の抵抗を受けにくくするため

ボタンを左側につけた

という説です。

[男性は右]軍服が由来説

男性用の服は、軍服に由来していることも多いとされています。

右手で胸のあたりに忍ばせた武器をサッとすぐに取り出せるように、

男性の服は右にボタンがつけられた

という説。

[男性は右・女性は左]中世欧州の貴族が起源説

この説が一番有力と言われています。

ボタンをつけた洋服が最初に誕生したのは、13世紀頃の中世ヨーロッパと言われています。

昔の[衣服]ってどんなデザイン?

それまで古代の男女服と言えば、共に“一枚の布“を体に巻きつけるだけだったり、

穴を開けてかぶったりするのが「衣服」だったので、

デザインは皆同じようなもので、衣服自体に男女や身分の差もほとんど見られませんでした。

古代の洋服

引用:Wikipedia-ギリシャ文明時代の衣服-

しかし、ヨーロッパでは11世紀過ぎ頃からだんだんと、

上流階級の男女の衣服に、違いがあらわれ始めます。

ボタン=高級な装飾品の一部

当時、縫製に手間と時間がかかるボタンがついているような、

高級な服を着ることができたのは上流階級の貴族のみ。

テーブルセット

絵画や映画などでもよく描かれているように、上流階級の女性の服は華やかで裁縫が複雑。

ボタンは装飾品として、洋服のあちらこちらに取り付けられていて、

フロントボタンだけで何十個も付いているものもあり、

自分で着るのは手間と時間がかかっていたようです。

男性は自分で洋服を着ていましたが、

裕福な女性たちは自分で服を着ず、使用人(召使い)に服を着せてもらうのが一般的な習慣。

対面から相手が留めやすいように、女性の服はボタンが左側に付けられた

という説です。

ボタンはやっぱり[特別なモノ]

同じような形や素材の洋服であっても、ボタン在り・無しの2つを比べると、

ボタンが一つでもある方は

“なんとなく背筋がシャキッとして1ランクアップした服“

と感じるのは不思議ですよね。

ポロシャツ

ボタンホールが無くても『飾りボタン』として、

装飾目的のみで留めてあるシャツもあります。

11月22日は何の日?

ところで皆さんは、毎年11月22日は何の日かご存知ですか?

そう!いい夫婦(1122)の日ですね(^^♪

日本語の語呂合わせですが、1988年に制定されたそうです。

夫婦

わざわざこの日を結婚記念日にするカップルも多く、今ではすっかり馴染みがあります。

しかし!

11月22日はそれだけではありません。

実は『ボタン日』でもあります。

11月22日は良い夫婦の日&ボタンの日!

1870年11月22日に国産のボタンが海軍の制服に採用されたことを記念して、

1987年に制定されたそうですよ。

第二ボタン

女子学生にとって男子の『第二ボタン』といえば特別なもの。

男子の制服のなかでも、その人の心臓に一番近いことから、

卒業式のときに好きな女の子に渡したり、憧れの先輩のボタンをもらったり…

なんだか青春を思い出しますねぇ~!!

←昭和50年代生まれの私ハナの頭の中。今の若い世代はどうなんでしょう(笑)

和服は男女とも[右前で着付け]

そういえば、和服(和装)はどっちだったかな?とついでに調べてみました。

和服は、男女でどちらを前にするかに違いは無く、男女どちらも「右前」にて着ています。

これは西洋とは違って、

日本は男女どちらも自分で服を着ていたため。

やはり右利きの人が、右手で懐に入った物を出しやすくしたため。

とされています。

和服

現在では「左前の着付け」は

『死装束(しにしょうぞく)』

として、死人を生き返らせてはいけないという意味から、

着物を左前にして着せるのが慣習として残っていますね。

まとめ

ボタン一つ・和装の着方一つ取り上げてみても、

そこにはいろんな時代の背景や、文化が隠されていて興味深いものがあります。

いろいろ偶然が重なっているかもしれませんが、

『ボタンと男女の関係』

も考えてみるとなかなかロマンチック!

今は服を自分で着るというのは当たり前ですが、ボタンが初めてこの世に誕生したときは、

洋服の装飾品としての役割が大きく、欧州の貴婦人たちは

ていねいに着替えさせてもらっていたのかな~と想像してみると、

ちょっとだけマリーアントワネット王妃の気分に。

洋服におけるボタンの存在って、改めて奥深くて不思議だなぁ!と思いました。

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