【画像&写真】とびひとは?初期症状の特徴や赤ちゃん・子どもに薬はある?似た病気も調査

シェアする

スポンサーリンク

とびひ

「とびひ」の正式な病名は

「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」

といいます。

とびひの原因となる主な菌は、もともと私たちの皮膚の表面に住み着いている「常在菌」。

その細菌が皮膚に感染することで発症し、人にもうつしてしまう皮膚の病気です。

とびひの種類によっては重症化する場合もあるので、症状が現れたらすぐに医療機関を受診する必要があります。

特に赤ちゃんや子供は免疫力が低いので、とびひになりやすいといわれています。

  • とびひはなぜ出来る?
  • とびひに似た皮膚炎や症状

など見ていきたいと思います。

スポンサーリンク

とびひは赤ちゃんや子供に多い

とびひには、原因菌によって

  • 水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)
  • 痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)

という2種類に分けられています。

図のように、主に赤ちゃんや子供がかかりやすいのは水疱性膿痂疹です。

水疱性膿痂疹 痂皮性膿痂疹
原因菌 黄色ブドウ球菌 A群β溶血性連鎖球菌

(別名[溶連菌][化膿連鎖球菌]とも)

主な症状 水疱・かゆみ 発熱・のどの痛み・リンパ節の腫れ・かさぶた(痛みを伴う)
かかりやすい季節 一年中
かかりやすい年齢 7歳未満の子供 大人が多いが年齢に関係なし

とびひは、高温多湿の環境で発症しやすいため、特に夏季保育園などで集団発生しやすいといわれていますが、

冬でも室温が下がらず汗をかきやすくなるため、冬でもとびひを発症することがあります。

関連 菌とウイルスの違いは?黄色ブドウ菌はスマホで見る時代!

とびひの2つの症状

原因菌によって体へのあらわれ方がちがう「とびひ」。

具体的にどんな症状になってしまうのでしょうか。

水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)

子どもに多い「水疱性膿痂疹」では、かゆみをともなう水疱(すいほう)が現れ、それを掻きむしると「びらん」というただれた状態になります。

その周りに小さな水疱ができ、どんどん広がっていきます。

水疱の色は最初は透明ですが、次第にを持つようになります。

痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)

大人の方がかかりやすいとされていますが、赤ちゃんや子供でもかかる可能性はあります。

皮膚の一部に膿をもった水ぶくれができ、ただれて「びらん」になったのち厚いかさぶたになります。

そして同じく全身へと広がっていきます。

水疱性膿痂疹と異なるのは、より炎症が強く、リンパ節が腫れたり、発熱やのどの痛みを伴うことも。

主に溶連菌が原因となりますが、黄色ブドウ球菌も同時に感染していることもあります。

とびひの重症化とは

とびひで気をつけたいのは、適切な治療をしないと重症化する症状が現れることです。

例として、

「SSSS」=ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(staphylococcal scalded skin syndrome)

といって、

黄色ブドウ球菌が作る毒素が血液に入り込み、全身に広がる病気です。

高い熱が出て身体がだるくなり、皮膚は真っ赤に腫れてやが皮がむけるようになります。

子どもによく併発し、かつては命を脅かす疾患でした。

最近は早期に治療を開始すれば、よく効く抗生物質がありますが、治療が遅れると入院になる場合もあります。

関連 とびひになったら出席停止?復帰の目安は

とびひの感染経路

とびひはなぜ他の皮膚炎と間違いやすく、全身に広がるのでしょう。

それはとびひの感染経路原因菌にあります。

  • 虫刺され
  • 湿疹(しっしん)
  • あせも
  • アトピー性皮膚炎
  • 転んでできた傷

など、もともとある皮膚炎の状態から、さらに肌をひっかいて自分の皮膚にもともと住み着いた常在菌や、他人との接触によって「二次感染」を起こすことで「とびひ」になるからです。

感染経路は主に2種類

とびひはいずれも、肌にばい菌が入り込むことが原因で、主な感染経路は

  • 「接触感染」… 他人の水ぶくれに触れることで感染
  • 「自家感染」 傷口に自分の体の細菌が入り込む感染

があります。

とびひの原因となる[黄色ブドウ球菌]や[A群β溶血性連鎖球菌]は、

通常健康な人の肌にもいる「常在菌」と言われるものなのです。

関連 菌やウイルスの感染経路には何がある?なぜウイルスは強力なのか

鼻をほじる子供は注意

とくに、鼻の周りには様々な細菌が常在しているため、鼻をほじったりするクセがある子は

  • あせも
  • 虫刺され
  • 転んでできたキズ

など、ちょっとしたことで二次感染を起してとびひに発展してしまいます。

関連 とびひになったら会社は休める?

とびひの薬・治療

とびひには、原因となる細菌を退治する「抗菌薬」を使います。

かゆみが強い場合は「かゆみを抑える薬」も行われます。

治療の薬の種類

とびひの治療につかう基本の薬
薬の種類 作用
抗菌薬(飲み薬・ぬり薬) 原因となる細菌を退治する

症状により必要に応じて使われる薬
薬の種類 作用
抗ヒスタミン薬(飲み薬) かゆみを抑える・アレルギー物質を無効化する働き
抗アレルギー薬(飲み薬) かゆみを抑える・アレルギーの初期反応である細胞からアレルギー物質が出るのを防ぐ働き
亜鉛華軟膏(あえんかなんこう) 炎症を抑えて、患部を保護する・患部の浸出液を吸収して乾燥させる働き

【写真】とびひが大人にうつると危険!?重症化例や治療、自然治癒や市販薬は
とびひは皮膚に細菌が感染して起こる症状で、正式な病名を 「伝染性膿痂疹」でんせんせいのうかしん といいます。 ...

とびひと間違いやすい病気

とびひに似た皮膚の症状は、次のような病気があります。

アトピー性皮膚炎

アレルギーが原因で起こるといわれており、

  • 湿疹
  • かさぶた
  • かゆみ

などを繰り返します。首やひじ・ひざの内側などによくできます。

掻きむしってしまうことで、とびひが発症する例が多い皮膚炎の一つ。

水いぼ

水いぼは「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」とも言います。

「軟属腫ウイルス」というウイルスが原因で、人から人にもうつります。

光沢のある白や赤っぽい小さな突起物(丘疹(きゅうしん))が、

ひじ・ひざの内側、ももの付け根、わきの下など、肌のやわらかい擦れるところに良くでき、掻くことで全身に広がっていきます。

汗疹(あせも・かんしん)

汗を多量にかくと、汗を出す管がつまって汗疹ができます。

ふつうは透明~白っぽいのですが、赤い汗疹(紅色汗疹(こうしょくかんしん))にはかゆみがあり、掻くとおできになります。

そこに黄色ブドウ球菌などが感染すると、

化膿して、汗腺膿瘍(かんせんのうよう)(あせものより)にかかることもあります。

接触皮膚炎

ぬり薬や植物、衣類・靴、洗剤、虫など、いろいろな物質と触れることで起こります。

物質が触れたところに、かゆみを伴う赤いぶつぶつが無数にでき、小さな水ぶくれになることもあります。

水ぼうそう(水痘・すいとう)

「水痘・帯状疱疹ウイルス」のというヘルペスウイルス感染症の一種。

赤い湿疹ができ、水ぶくれになり、どんどん全身に広がります。

1度かかると2度とかからないと一般に言われていますが、再発症する可能性は高く、大人の再発症の例もたびたび報告されています。

関連 口のへルペスはなぜ繰り返す?有効な市販薬は

とびひの予防対策

とびひの感染を広げないためにも、日頃の予防対策としてどんな事に気をつければよいのでしょうか。

患部を掻いたり触ったりしない

とびひは、患部を触った手を介して症状が体のあちこちに広がります。

患部に触らないように注意し、引っ掻かないよう爪を短めに切るようにしましょう。

皮膚を清潔に保つ

原因となる細菌を減らすには、入浴して皮膚を清潔に保つことが大切です。

患部はこすらず、石けんをよく泡立て、泡でていねいに洗い、その後はシャワーでよく洗い流します。

また、お風呂につかってよいかは医師と相談しましょう。

タオルや衣類を共有しない

タオルや衣類を介してとびひがうつることもあります。

肌を乾燥させない

特に、アトピー性皮膚炎の人は、肌が外部から守る機能が低下しているため、細菌に感染しやすく、とびひになりやすい状態です。

肌をうるおわせるためにも、保湿剤を使用したり、湿度が下がり過ぎないよう加湿器を利用するのがおすすめです。

関連 とびひの跡は消えるの?赤ちゃんにも使える市販薬は

まとめ

とびひは、出来るだけ早期治療をしたほうが治りも早くなります。

また、似た皮膚炎症状もさまざまあり、原因となる菌やウイルスにも違いがあるため、

自己判断せずに早めに皮膚科や小児科を受診して、適切な治療をしてもらうことが大切です。

虫刺され関連記事

山の虫刺されベスト3は?種類や対処法

ツツガムシの刺し口写真やマダニとの違い

殺人ダニ「マダニ」の感染症種類と対策

虫刺されスプレーで子どもに使える有効成分は

虫刺されに冷えピタはいい?薬以外の対処法も

虫刺され跡がスッキリ消える?!魔法の市販薬はこれ!

免疫力を上げる関連記事

免疫力は測定可能!あなたの免疫年齢を知るメリット

免疫力を上げるために笑うことが良い本当の理由

免疫力・抵抗力の意味や違い!現役型免疫低下とは

免疫力アップに必要な栄養素・食事とは

スポンサーリンク&関連コンテンツ
スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク

シェアする

フォローする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

コメント

  1. […] ≫ https://kenkokampo.com/lifestyle/disease/flying-sparks/5838/ […]