熱中症というと
- めまい
- 頭痛
- 立ちくらみ
などが一般的なイメージですが、実は目に関する症状も大変多いです。
- 目がチカチカ
- 目が痛い
- 目の充血
などは熱中症の典型的な前兆のサイン。
そしてひどい時には「目の前が真っ白」になったと思った瞬間、そのまま倒れてしまうという怖いケースも!
今回は熱中症の目の症状と対処法、原因や痛い時の事例をもとに紹介したいと思います。
熱中症の症状
熱中症とは気温が高いことで引き起こる体の様々な不調の総称です。
そして症状には危険度に応じてⅠ~Ⅲ段階まで分けられていて、体に出る症状もさまざま。
まずは熱中症を知るために
を参考にしてみてくださいね。
目の症状事例①目がチカチカ
熱中症になってしまった人に多い事例が、めまいや立ちくらみが起きる前に
- 「目がチカチカする」
- 「目がかすむ」
- 「目がかゆい」
- 「目の充血」
など、目に何らかの違和感がある現象が起きた人が多いようです。
ですから、そうなった時には放っておかずに、まずは涼しい場所や日陰に移動して水分補給をすることが第一です。
可能な範囲で横になって身体を休めてくださいね。
目の症状事例②目が痛い
一言で「目が痛い」と言ってもどの部分がどう痛むのかで、熱中症の進行度が変わってくるようです。
目が痛くてヒリヒリする
たとえば、屋外でサングラスなどせずに過ごした場合、目の表面が全体的にヒリヒリ痛むような場合には、皮膚と同様に目が日焼けをしている可能性があります。
冷たいタオルで目を冷やしたり、目薬を指して熱を下げて休んでいれば、自然と痛みが治まることが多いようです。
目の奥が痛くてズキズキ
目の奥が痛い時、特にズキズキと激しく痛む場合には、その後に頭痛に繋がる事例が多く、熱中症の初期症状と言われています。
このような場合は、熱中症の応急手当が必要です。
ぜひこちら
を確認してください。
すぐに涼しい場所に移動して、スポーツドリンクや経口補水液などで水分補給をしながら、目を冷やすようにしてくださいね。
目の症状事例③目が見えない!
熱中症の目の症状として最も危険なのが目が見えない時。
この場合は目が見えなくなった後にそのまま意識を失ったり、昏睡状態になってしまう事例があります。
- 「目が回る」
- 「目が見えない」
- 「目の前が真っ白」
- 「目の前が真っ黒」
ここまでくると、熱中症の段階として重度の「熱射病」である可能性が高いので、すぐ病院に行くことをおすすめします。
そして、言葉の受け応えができなかったり意識がない場合には命に関わりますので、直ちに救急車を呼ぶようにしてください。
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繰り返しになりますが、涼しい場所や日陰に移動して水分補給をすることが第一で、可能な範囲で横になって身体を休めてくださいね。
目が見えないのは「脱水症状」の例も
熱中症とよく混同されるのが「脱水症状」です。その違いは?というと
です。
「脱水症状」は「熱中症の症状の一つ」であるため、二つは非常に密接な関係があり、よく似た症状を引き起こします。
夏の脱水症状とは
夏のような暑い時期に起こる「脱水症状」では、症状が進むと
- 口が渇く
- 舌が乾燥する
- 精神障害
などが起こります。
血液中の水分や塩分が不足して、脳に行きわたる酸素や栄養が滞ると、一時的に目の前が真っ暗になって「目が見えなくなる」といった症状が現れるケースも認められています。
目の痛みをやわらげるために
前述のように、熱中症の目の症状には段階がありますが、初期の症状であれば自分でやわらげることができるようです。
日頃から目にダメージを与えないようにすることも大切です。
まずは健康な目を維持すること
普段からパソコンやスマホなどで目を酷使する時間を減らし、たっぷりと睡眠を取ることが一番です。
目がヒリヒリと痛むほど日焼けをしてしまった場合には、まずは冷たいタオルや保冷剤などで目の熱を下げてください。
まとめ
今回は、熱中症の目の症状や原因について色々と紹介いたしました。
それぞれの段階で、自分で回復できる場合と、直ちに病院へ行った方が良い場合があります。
熱中症と目の痛みは関係ないと思いがちですが、体の機能は全てつながっているため、実は目が危険信号を出している可能性が高いようですね。
熱中症は、屋外だけでなく暑い室内でも起こる可能性がありますので、特にパソコンやスマホを長時間使って目を酷使する方は注意してくださいね。
目を労わって、熱中症に負けない夏を過ごしましょう!
【もう暑くて溶ける…!の前に出来る暑さ対策】

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