山の虫刺されの種類(症状)や薬は?水ぶくれ・痛み・腫れ・かゆみはブヨやダニ!

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山の虫刺され

夏から秋にかけてはキャンプやハイキング・紅葉など、子どもも大人も野山に入ることが多い楽しい季節ですね。

しかし、そこで気をつけたいのは山の虫による感染症です。

正しい処置をしておかないと重症化して

  • 腫れる
  • かゆみを伴う
  • 水ぶくれになる
  • しこりになって痛む

など、刺される虫によっても症状は様々あります。

  • 山で刺されるのはどんな虫があるのか
  • 症状は
  • 処方の薬

など見ていきたいと思います。

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山での虫刺され

やはり野山で刺されることが多いトップ3は

  • マダニ
  • ブユ(ブヨ・ブト)

でしょう。

とくに、マダニなどに刺されると重い感染症を引き起こすこともあります。

重症化するケースもありますので、まずは事前の正しい知識と対策が必要です。

マダニ

「家の中にいるダニ」は、ハウスダストなどのアレルギー性疾患の原因にはなっても、人を刺すことはありません。

しかし自然の中に生息している「屋外のダニ」は、人を刺してウィルス細菌を媒介することで、最悪は死に至らしめる恐ろしい種類もいます。

代表的なのが

「殺人ダニ」

として異名を持つ、もっとも大型で恐れられている屋外ダニの種類、

それが「マダニ」です。

マダニ

引用:国立感染研究所-マダニ対策‘-

マダニに刺されたら

  • マダニの多くは地上1メートルくらいの植物の葉陰や草むらにいます。

ですから噛まれる場所は

  • 頭(とくにお子さん
  • 胸のあたり

などが多いです。

マダニは草むらに多く生息し、肌が露出している場所

  • 袖のすき間
  • ズボンの裾

などに入り込んで肌にかみつき、血を吸います。

人間や動物が通りすがりに静かにピタっと付着して、一週間ほど皮膚に刺さったまま血を吸い続けます。

しかし、噛まれた直後は痛みもかゆみもないため、気が付かない人が多いそうです。

2~3日すると、

  • マダニが吸血するためサイズが大きくなる
  • 炎症でかゆみ、違和感、軽度の痛みが出てくる

ことから、そこでやっと気が付くこともあります。

刺された時の詳しい対処法はこちらの記事がお役に立ちます↓

関連 マダニに刺されたら!一番安全に取る方法

マダニの感染症

まれにマダニを介して、命に関わる感染症にはいくつか種類があります。

マダニとツツガムシの感染症種類

日本予防医学協会資料を参考に作成

図のなかで最も恐ろしいのは

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

です。

ウイルスに対するワクチンや、治療薬もなく致死率の非常に高い感染症です。

2013年から現在までに280人もの患者が報告されていて、

致死率は6.3〜30%

と報告されています。

関連 ダニ感染症の症状や種類・死亡数は

関連 ツツガムシの刺し口写真&生息地やマダニとの違いも

潜伏期間

引用:日本予防医学協会

図のように、各感染症には潜伏期間がありますので、

山などに行かれて、噛まれたと疑わしい日から2日~2週間以内くらい

  • 発熱
  • 下痢
  • 発疹
  • 全身のだるさ

などの症状がでたら、何らかの感染症にかかっている可能性があります。

夏風邪と自己判断せずに、すぐに内科や皮膚科を受診しましょう。

ブユ(ブヨ、ブト、蚋)

ブユは体長約3ミリで、小さなハエの仲間です。

(ブヨ、ブト、蚋、ヤムラ虫など呼ばれています)

蚋

ハチや蚊等と違い、羽音がしない性質があるため気づかないうちに刺されていることが非常に多い害虫です。

高原や渓流などに多く、野外レジャ-の際に刺さして人の血を吸います。

ブユに刺されたら

ブユは刺すというよりも、皮膚をかみちぎって吸血をしてくるタイプ。

患部は大きく腫れあがるという症状の特徴がみられます。

特に露出したスネ付近を刺される人が多いようですが、通常は刺されている時は

  • 痛み
  • かゆみ

はほとんど感じません。

刺されて半日くらいすると刺された所が

  • 赤く3倍ほどに膨れ上がって腫れる
  • 激しいかゆみと痛みを繰り返す
  • 場合によって発熱や頭痛も

を生じ、赤いしこりができて長く残る人もいます。

ブユの刺され跡

引用;日本皮膚科学会 -ブユの刺され跡-

ブユに噛まれたときの応急処置

まずは患部を見つけて、流水や石鹸などで清潔にします。

その後、患部を爪などで絞って出来るだけ毒を出したら、氷や保冷剤などで冷やして痒みをおさえましょう。

市販の抗ヒスタミン剤ステロイド剤が配合されている薬を塗るだけで効果があります。

通常はその対策で数日で治まりますが、ひどく腫れた場合は医師の診療を受けましょう。

関連 虫刺されに使う治療薬の種類!ヒスタミンってどんな効果?

ハチ

野外で刺すハチとしては

  • ミツバチ
  • アシナガバチ
  • スズメバチ

が代表的です。

特にアシナガバチやスズメバチの2種類は、庭木の手入れ中や、ハイキングなどの際に刺されることが多く、特に秋の野外活動での被害が多いので注意が必要です。

ハチに刺されたときの症状

ハチに刺されると、まず激しい痛みを伴い赤く腫れます。

スズメバチやアシナガバチに刺されると、「アナフィラキシー反応」といって15分以内

  • 吐き気
  • 呼吸困難

になることがあります。

この場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

人によってアレルギー反応の強さは違いますが、人によって症状は全身に見られることがあります。

体の範囲 原因 症状
局所(刺された部分) 毒素そのものに対する反応 痛み・腫れ・かゆみをともなうしこり
全身 毒に対する体のアレルギー反応 じんましん・口の渇き、吐き気やおう吐・呼吸困難・発熱・けいれん・血圧低下

ハチに刺されたときの対処法

万が一蜂に刺されてしまった場合は、適切な対処をすることがとても大切です。

適切な応急処置方法など確認してみましょう。

(1)刺された部分をよく洗い流し、針を抜く

蜂に刺された場合、皮膚の中に毒針が残っていることがあります。毒を洗い流すために流水で傷口を洗いましょう。針が残っている場合にはピンセットや指などで取り除きます

(2)傷口から毒液を絞り出す

洗い流した後は、皮膚の中に入っている毒液を絞り出します。爪先などで傷口周辺を圧迫して取り出します。蜂の毒は水に溶けやすい特性を持っているので、水で洗い流しながら絞り出すと効果的です

(3)ステロイド外用薬や抗ヒスタミン剤などを塗布

市販でも購入できる、抗ヒスタミンやステロイド剤などの軟膏を患部に塗ります。決して引っかいたりしないようにしてください

(4)濡れタオルなどで冷やし、安静にする

応急処置が終わったら、患部を氷やタオルなどで冷やし安静にしていましょう。先ほど症状の種類でお話しした、全身症状のアレルギー反応が20~30分しても出なければひとまずは安心です。

ハチに刺されたらおしっこをかける!?

民間療法で昔から

「ハチに刺されたらアンモニア(おしっこなど)をかけると治る」

と言われていることがあります。

ハチに刺された場合は、アンモニアを塗る、という昔からの方法がありますが、実は全く効果がないのでやめてください。日本皮膚科学会-虫刺されQ&A-

とのことですので、やめましょう。

また、

初めて刺された場合、通常は1日以内に症状は治まります。しかし、2回目以降はハチ毒に対するアレルギー反応が加わるため、刺された直後からジンマシンを生じたり、刺されて1~2日で強い発赤、腫れを生じたりします。日本皮膚科学会-虫刺されQ&A-

と解説されています。

もちろん反応には個人差は大きいですが、刺されて1~2日は様子をみて異変があればすぐに病院に行きましょう。

ハチに刺されないために

まず、ハチに刺されないようにすることが重要です。

ハチにいたずらをしたり、むやみに巣に近付かないようにしてください。

  • 香水
  • ヘアスプレー

などの香りはハチを刺激することがあるので、野外レジャーの際には避けたほうがよさそうです。

虫に刺されたらやってはいけないこと

どんな虫でも刺されてしまったら、気を付けるべきポイントは

絶対に搔きむしらないこと!

です。

ますます炎症が広がって悪化してしまいます。

子供は我慢が難しいのでかいてしまいますから、市販の

「虫除けシール」

「パッチシート」

のようなアイテムを使って、かいても皮膚が傷つかないようにしてあげるといいですね。

※注意※

これらの製品は「虫除け」とうたっていますが、蚊などが嫌う成分は入っているものの、科学的な成分は含まれていません。

虫刺さされを未然に防止するためには、「忌避剤きひざい」と指定されている次のようなものを選ぶ必要があります。

虫よけスプレーを活用

虫刺されを防ぐには、熱中症を予防する意味でも、

  • 長袖
  • 長ズボン
  • 帽子

など、肌の露出をさけることが望ましい格好です。

しかし小さな虫は袖口やズボンの裾から虫が入ることも多ため、

  • 虫よけスプレー(虫よけ剤・忌避剤きひざい

などを利用するのが効果的です。

虫よけスプレーを選ぶポイント

虫除けスプレーの代表的な有効成分には

  • 「ディート」
  • 「イカリジン」

があります。

虫除け成分

国立感染研究所-マダニ対策-を参考に作成

虫よけ剤は汗で流れやすいので、持続時間はさまざまありますが、

3・4時間ごとにこまめに付け直すことでより効果を発揮します。

虫除けスプレーを塗るときのコツ

図のように、成分によっては使える対象年齢も異なりますので、購入の際は注意が必要です。

  • 肌だけでなく、服や帽子にかける
  • スプレータイプは吸い込まないように
  • 顔周辺には直接吹きかけない
  • いったん手のひらにとって塗る。耳にも忘れずに

など、効果を十分に発揮させる使い方がポイントです。

関連 虫よけスプレーで子どもにも使えるおすすめ市販薬はこれ!

虫刺され後のとびひに注意

「とびひ」とは、皮膚の感染症のひとつ。

自分のもともと体にある細菌が入って、皮膚がただれる症状です。

  • 虫刺され
  • 湿疹(しっしん)
  • あせも
  • アトピー性皮膚炎
  • 転んでできた傷

など、原因はさまざまありますが、肌をひっかいて「二次感染」を起こすことで「とびひ」になります。

  • 水ぶくれ
  • 赤いかさぶた

などが一般的ですが、適切な処置をしないと全身に症状がでて

  • リンパ節が腫れる
  • 発熱
  • のどの痛み
  • 全身が真っ赤になる(おしり・背中・ゆびなど)

こともあります。

人にも移す感染症のため、患部を触った手は常に清潔に保つ必要があります。

関連 とびひが大人にうつると危険?使える市販薬は

まとめ

自然の中に行くことは、虫刺されは防ぎきれないものです。

刺される虫は様々ですが、予防と対処法を事前に知っていれば重症化することもなくなります。

症状が軽いからといって自己油断はせずに、刺されたら出来ればすぐに病院へ行くようにして専門的な治療を受けることも大切です。

大人が正しく対処し、子どもたちにも安心して自然の中で遊んでもらいたいですね。

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