畳のマナーで縁を踏まない理由は?日本の和室は靴下着用で素足・スリッパはNG?

シェアする

スポンサーリンク

畳の縁

和室を歩くとき

「畳の縁や敷居を踏んではいけない」

と聞いたことはありませんか?

自宅に和室がなくても、訪問先などが畳だということもあるかもしれません。

縁を踏んでいたり素足だったりしたら、それまでの印象がどんなに良かったとしても、

「一般常識が無い人」

と相手の方に評価されてしまいます。

家には、畳の縁だけではなく、玄関の引き戸、ふすま、障子など、様々な敷居があります。

昔からこれらを踏んではいけないと言われるのには、幾つかの理由があります。

日本人のマナーとしてぜひ確認しておきましょう。

スポンサーリンク

敷居や畳の縁を踏んではいけない理由

家の敷居や畳の縁を踏んではいけない理由は一つだけではありません。

①その家の格式を重んじるため

「敷居をまたぐ」「敷居が高い」という言葉は

「敷居がその家の象徴である」

という考えから来ています。

また、かつて畳の縁には、その家の家紋をあしらったり、豪華な模様をちりばめたりして縁を高くし、主人の地位の高さを誇っていました。

ですから、『畳の縁を踏む』という行為自体が、その家の主人に対してまたご先祖様に対しても失礼に当たるという考えに繋がっています。

②身を守るため

昔は、忍びの者が座の下に忍びこみ、畳の縁や敷居の隙間から漏れる光で相手の所在を確かめ、タイミングを見はからって刃を刺すこともありました。

こうして命を落とすことは武士として大変恥ずかしいことで、

殺されないためにも畳の縁を踏まないようにしたことがマナーとなったといわれています。

③空間の様式を崩さないため

敷居には世間と家、部屋と廊下などを隔てる結界(境界のこと)の役目があり、

畳の縁にはお客様と主人を区別する結界の意味があると考えられてきました。

結界を踏むことは空間様式を崩すことになるため、踏んではいけないとされています。

④家を大切にするため

昔の畳はそれほど丈夫ではなかったため、畳の縁を踏むとその色が落ちてしまいました。

また敷居を踏むと磨り減ってしまいますし、家の建てつけが歪むこともあります。

このことから、その家を大切にする心遣いの表れとして、敷居や畳の縁を踏まないようにするのです。

畳の縁を踏むな!という真意

『畳の縁を踏むな!』というのは、その家に住み込みで雇われて家事などに従事する「奉公人」への思いやりの意味をこめた言葉でもありました。

主人に食事を運ぶとき、奉公人(女中)はお膳を顔の前に掲げて運ぶため、足元がよく見えません。

畳の縁は高くなっていてつまずきやすいので、『踏むとつまずくから注意して!』という意味も込められていわれてきたとされています。

畳の上でスリッパは脱ぐ?

他の家に訪問した際には、玄関でスリッパを出されると思います。

そのまま案内された先の部屋が和室だった場合、あなたはそのスリッパをどうしますか?

もちろん、和室に入る前にスリッパは脱いで揃えておくのが、マナーですね。

また、畳の上をスリッパで歩いてしまうと畳が傷みやすくなるので、ご自宅の和室であっても同じです。

畳の上で素足はNG?

畳の上で素足になる…自宅であればいいかもしれません。

しかし訪問先や座敷で食事をする際は、相手への心遣いとして

  • 男性なら靴下
  • 女性なら靴下かストッキング

であることが望ましいです。

普段、足の裏からは、思ったより大量の汗をかいています。

素足のままでは、見た目も悪いだけではなく、足からのにおいが漂いやすくなってしまい畳も汚してしまいます。

特に夏場は、足元の蒸れを避けるため、サンダルに素足で歩く人も多いと思いますが、

マナーとして外出先で畳に座るときは必ず靴下やストッキングをはきましょう。

まとめ

畳や敷居を踏んではいけないとされる理由や背景をご紹介しました。

時代はどんなに変わっても

「ふるまい」
「気遣い」
「マナー」

というのは、他人との関係を円滑にする潤滑剤の役割をしています。

日本人は古くから畳の上で生活をしていましたので、その生活の中で独特の考えや躾というのが生まれたと考えられます。

相手を思いやる気持ちや、畳が傷まないようにという気遣いが日本人らしくて素敵ですね。

畳の上を歩くときはちょっと緊張してしまいそうですが、踏んではいけない理由を考えると自然と避けることができそうな気がしませんか?

↓こちらも畳に関してのマナーを紹介しています。ぜひお役立てください

関連 畳の敷き方は間違えると「切腹部屋」に!あなたの家は大丈夫?

スポンサーリンク&関連コンテンツ
スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク

シェアする

フォローする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます