めまいの種類・ふわふわ・ぐるぐるはなぜ?治らない時は何科を受診?

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めまいの種類と性質

めまいはもともとの体質だから治らないと思っていませんか?

“5人に1人は悩む国民病“とも言われていていますが

原因が分からず何科の病院にかかればいいか悩んでいる方も多いようです。

すぐに命に関わるものではないから大丈夫!と放置している方は要注意。

実は、さまざまな病気の前兆である可能性もあるので早めの対応が必要です。

今回は

めまいの原因や種類

を色んな角度から徹底解剖いたします!

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めまいとは

めまいという現象は、

からだのバランスを保つ機能に何らかの障害が起こっている状態

といえます。

体のバランスを維持する=平衡(へいこう)感覚を保つ

といいますが、実際に人間の平衡感覚を保っているのは

  • 手足の皮膚や筋肉・関節
  • 内耳(=ないじ・耳の奥にある器官)

から集められたあらゆる情報を

が整理・統合し、体の各器官に指令を出すことによって保たれています。

めまいは平衡感覚の障害

普段あまり意識しませんが、人間が直立姿勢を維持できたり、まっすぐ歩いたりできるのは、

からだに平衡を保持する機能が備わっているからです。

めまい 

この精密な“平衡感覚維持システム“に何らかの障害が起きることで、

バランスが崩れ、めまいが起こってしまうのです。

めまいの原因・性質は2種類

めまいが起こるのは、耳・脳にある特定の箇所のほか、体全体の機能が原因とも考えられますが、

性質によって大きく2つに分けられます。

【真性(しんせい)めまい】

原因が、からだの平衡(バランス感覚)をつかさどっている

「耳」や「脳」に関係する神経・伝達機能

に、何らかの異常や特定の疾患がある場合のめまい

【仮性(かせい)めまい】

原因が、耳や脳の平衡感覚の異常ではなく、

「脳」を流れる血流量(酸素量)

が主な原因のめまい。

血圧・自律神経・ストレス・全身の病気・加齢による機能の衰えなど、

原因を突き止めることが困難な場合が多いめまい

めまいの原因・症状表現4種類

めまい症状の表現・訴え方も人によってさまざま。大きく分けて4種類あります。

ぐるぐるめまい

「回転性のめまい」ともいわれ、自分や周りがグルグル回っている感覚に陥るめまいです。

  • 目が回る
  • まっすぐ歩けない
  • 天井がグルグル回る
  • 自分のまわりの景色が回っている

などと表現されるめまいです。

めまい グルグル 

内耳や脳の中心部・小脳に異常が原因で真性めまいが主な原因です。

ふわふわめまい

「浮動性・動揺性のめまい」「非回転性めまい」ともいわれ、

身体がユラユラ揺れているような感じのめまいは、車酔いにも似て気分の悪いもの。

  • 体がフワフワ・フラフラした感じ
  • 雲の上を歩いているような感覚

などと表現されるめまいです。

めまい ゆらゆら

主に、両側の内耳や脳の神経障害によって起きる真性めまいであることが多いですが、

高血圧・低血圧、ストレスなどの仮性めまいが原因もあります。

平衡失調(平衡障害)のめまい

  • 歩行中に身体が左右に揺れる
  • バランスがとりにく、くつまづく
  • 転倒しやすくなる

などは、平衡感覚に異常が生じている真性めまいである可能性が高くなります。

立ちくらみめまい

「発作のめまい」「失神めまい」ともいわれ、立ち上がりにクラッとしたり、目の前が暗くなる立ちくらみを伴うめまいです。

  • 目の前が急に真っ暗になった
  • 谷底に引きずり込まれるように感じた
  • 頭からスーツと血の気が引いていくような感じ

などと表現されるめまいです。

めまい 失神

耳や脳の異常(真性めまい)よりも、仮性めまいの場合に多く生じます。

脳に送られる血液の量が一時的に不足(酸欠状態)することで起こりやすく、

  • 貧血
  • 低血圧
  • 視力障害
  • 気圧の変化
  • 自律神経の乱れ
  • 加齢による体の機能の低下
  • ストレス、過労(=心因性めまい)
  • 首の骨や筋肉の異常(=頸性めまい)

など原因はさまざま考えられます。

めまいの原因・発生個所別3種類

めまいが生じる箇所別にみると

① 耳から生じるめまい

② 脳から生じるめまい

③ その他のめまい

に分けることが出来ます。

具体的に、付随して生じやすい病気・症状なども紹介します。

① 耳から生じるめまいと病気

耳から生じるめまいは『迷路性めまい』ともいわれ、最も多いのは

内耳にある

  • 三半規管(さんはんきかん)
  • 前庭神経(ぜんていしんけい)
  • 耳石器(じせきき)

に何らかの障害が生じることで起こるめまいです。

めまいの種類

引用:めまいナビ memai-navi.com

耳の機能は、“音を聞く“ほか“からだのバランスを保つ“という大事な働きもあるのです。

具体的な疾患名

耳から生じやすいめまいで、具体的な病気は何があるでしょうか。

など、疾患名は沢山あります。

良性発作性頭位めまい症とは

めまいを訴えるほぼ半数

「良性発作性頭位めまい症」 (Benign paroxysmal positional vertigo:BPPV)

といわれ、「良性頭位めまい症」ともいわれます。

めまい

あまり聞きなれないですが

頭を動かすとめまいが起こる“

という状態です。

良性発作性頭位めまい症は原因がはっきりしていない?

耳の奥には耳石(じせき)というたくさんの炭酸カルシウムの小さな結晶が前庭(ぜんてい)に存在します。

めまい 耳石

この耳石が、何らかの理由ではがれ落ちて三半規管に流れ込み、平衡感覚をつかさどる細胞を壊してしまうことで、乱れたバランス情報が脳に送られめまいが起こるとされています。

しかし、この病気は

  • 更年期で神経が敏感になっているから
  • 過労、睡眠不足、酒の飲み過ぎ
  • 軽い脳幹梗塞やその後遺症

など、耳だけでなく、脳や他にも原因の可能性はあるという指摘もあるため、

軽度なめまいでもきちんと診断してもらうことが大切です。

良性発作性頭位めまい症の特徴

この症状は『良性』というだけあって症状は比較的軽度、悪化しにくいとされています。

  • 上や下を向いたとき
  • 頭の位置を変えたとき
  • 起き上がる時・寝返りを打った時

などで起こりますが、めまいは数十秒ほど、吐き気は多少あっても耳鳴りなどは起こりにくいとされています。

ほとんどの人は適切な治療や運動で耳石を取り除くことで、症状は次第に治まります。

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良性発作性頭位めまい症以外はさらに注意

耳から生じるめまいの疾患はさまざまありますが、見分け方は、

  • 難聴
  • 耳鳴り
  • 耳がふさがった感じ

があるかどうかに加え

  • 冷や汗
  • 強い吐き気や嘔吐
  • 歩行困難(ふらつき)
  • 発熱はあったかどうか
  • めまい症状が数時間~数日も長引く

など参考にしながら、総合的に診断されます。

② 脳から生じるめまいと病気

脳から生じるめまいは『中枢性めまい』ともいわれ、基本的に

耳鳴りや難聴、耳閉感は伴いません。

主に、にある

  • 小脳(しょうのう)
  • 脳幹(のうかん)

に何らかの障害が生じることで起こるめまいです。

脳の働きとめまい

引用:めまいナビ memai-navi.com

もしめまいの他に、

  • 物が二重に見える
  • 顔にしびれがある
  • 手足がしびれる
  • 立っていられない
  • 呂律が回らない
  • 舌を噛む
  • 力が入らない
  • 手がふるえる
  • 激しい頭痛

などの症状があらわれた場合は、

命にかかわる場合もあるので、すぐに救急車を呼ぶ対応が必要です。

めまい 救急搬送

つまり、

  • 『起立困難』
  • 『歩行障害』
  • 『運動麻痺』
  • 『知覚障害』

といわれる脳障害による特徴的な症状があらわれやすくなるからです。

具体的な疾患名

脳から生じやすいめまいで、具体的な病気は何があるでしょうか。

  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
  • 椎骨脳底動脈循環不全症
  • てんかん
  • 脳腫瘍

などかあります。

③ その他のめまい

血圧の急激な変動で、脳に送られる血液量が不安定になったり

心的ストレスなどが積み重なった場合もめまいが起こりやすくなります。

などが代表的ですが、他にも

  • 暑さによる脱水症状
  • 自己免疫疾患
  • 糖尿病
  • 薬剤

によるめまいなど、原因はさまざまあります。

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高齢者はめまいになりやすい理由3つ

一般的に、高齢の方はめまいになりやすいと言われています。

めまい 高齢者

平衡感覚が衰えるから

人は年齢を重ねると、基礎体力や外見だけでなく、

内耳や脳の前庭神経などの神経系も老化していきます。

そのため平衡感覚の情報をうまく処理できずめまいを起こしやすくなります。

血圧を調節する能力が衰えるから

血圧を調節する能力が衰え、血圧の変動がはげしくなりやすい状態に。

めまい 低血圧

その結果、脳幹や視床、大脳皮質に酸素や栄養が十分に行きわたらず、めまいを起こしやすくなります。

いろいろな持病がふえるから

年齢とともに、高血圧症、糖尿病、動脈硬化症などの生活習慣病リスクも高まります。

これらに対するお薬の副作用によるめまいも頻発するからです。

めまいは何科にかかる?

「めまい」といっても千差万別、いろいろな種類と原因がありました。

基本はまず

『耳鼻咽喉科』

『耳鼻科』

で診断を受け、“良性発作性頭位めまい症“を疑いつつ、

耳鳴りなど他の病気に付随しやすい症状をチェックします。

病院

「脳」が原因の場合もありますから、CTやMRIを行い病名を特定していきます。

めまいの治療は病気・症状によって分かれるため、

関係する科も

『内科』

『耳鼻科』

『脳外科』

『神経内科』

『整形外科』

『脳神経外科』

と多岐にわたり、病気に合った専門科にたどり着くまで、時間がかかってしまう場合もあるそうです。

なぜならめまいは、耳鼻科だけで解決できるのではなく、

症状によっては循環器系の病気と密接に関係しているからです。

『めまい外来』

『平衡神経科』

『神経耳科』

などの、めまい専門の科もありますが、まだ多くはありません。

めまい専門医が探せる総合サイトはこちら↓

㈳日本めまい平衡医学会

お近くの病院・医院を探せますので是非お役立てください。

めまいの予防・対処法

めまいの原因は、命の危険を及ぼす病気の前兆であるケースも考えられるため、

まずは原因特定のために医師に相談することが大切です。

しかし、めまいは怖いものばかりではありません。

多くの人が体験する、くり返し軽度に起こるめまいの原因は

  • 偏食がひどく、栄養(特に鉄分・ビタミン)不足
  • ストレスが多く自律神経の乱れ
  • タバコやお酒の摂りすぎ
  • 慢性的な寝不足

などが多いため、

めまいは生活習慣病の一つという考え方もできます。

めまい 生活習慣病

ですから、この場合は医師の指導のもとで生活習慣を改善すれば、再発を予防することは十分可能なのです。

めまいの対処法

先ほどお話ししたように、めまいが急に襲ってきた場合は、脳に異常が原因でめまいが生じている場合は命にかかわりますので、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。

それ以外は、まず落ち着いて冷静に対応します。

安静にする

転倒しないよう注意して、座れる場所や横になれる場所へ移動し、

楽な姿勢でしばらく休みながら治まるのを待ちます。

刺激をなくす

出来るだけ外からの刺激をシャットダウン。

・部屋の電気を暗くする

・聴いている音楽は一度切る

など、目や耳から入ってくる過度な刺激を防ぐことが重要です。

脳

また、飲み物にも注意。

カフェインや香辛料は神経を刺激して興奮させる作用があるため、

めまいを悪化させることがあります。

  • コーヒー
  • 紅茶
  • 緑茶
  • コーラ
  • 栄養ドリンク剤

などに多くカフェインは含まれているため、目を覚ましてすっきりしたいと思って飲んでしまうのは注意が必要です。

めまいが治まらない・頻発するなら病院へ

めまいによっては、命に関わるケースもあります。

また、メニエール病や突発性難聴などは放置しておくと重度の難聴に進行してしまい、その後の生活に影響が出る可能性も。

症状が長引いたり、頻発するようであれば、一度病院で受診することをおすすめします。

まとめ

近年、めまいや耳鳴りを訴える人が非常に増えてきていると言われてています。

食事・睡眠・労働・休養・運動

など基本の生活リズムの乱れによる、不規則な生活習慣が大きな原因とされています。

  • 酔うと足元がフラフラになりやすい
  • 食べ物をよくこぼす
  • 何もない所でつまづく
  • 乗り物酔いしやすい

といった症状は、現代人の歩かない・体を動かさなくても良い日常生活を送っていることが、

体のバランスを保つ三半規管の機能の衰えに関係しているともいわれています。

適度に身体を動かし、ストレス発散を上手にしながら、

規則正しい生活を心掛けていくことが大切です。

【記事の主な情報元の参考サイト】

㈳日本神経学会

めまいナビ

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