こんにちは、ハナです。
先ほどニュースを何気にみていたら、横浜市立南高校付属中学校の英語教育で
「5ラウンド制」というカリキュラムが取り上げられていました。
生徒さんにとても成果がでいるとのことで、一体どんなカリキュラムなのかな~と中身が気になったので、実際に実践している学校の情報をもとに早速調べてみました♪
一般的な英語の授業
一般的な教科書の使い方は、1年間で、教科書を1巡します。つまり、1つの単語を学習するのは、1回だけ。30代後半の私ももちろん私もこのやり方でした(´;ω;`)
5ラウンド式授業の特徴
1冊の教科書を1年間で5巡します。つまり、1つの単語を勉強するチャンスが一年に5回も回ってくるということですね。
1巡目…「聞く」 →音声CDを繰り返し聞かせる。
本文の内容を描いた複数のカードを用意し並べ替えをする。〔約2か月〕
2巡目…「文の並び替え」 →音声CDを聞きながら英文を並び替えさせる。
〔約2か月〕
3巡目…「音読」 →本文を読ませる。〔約2か月〕
4巡目…「文の構造」 →本文の穴埋めプリントで用いて、埋めながら音読させる。〔約2か月〕
5巡目…「話す・書く」 →2人1組で本文の要旨を英語で説明し、最後に本文の要旨をまとめて書く。〔約1.5か月〕
とこれが大まかな流れのようです。
5ラウンド制を発案された先生の意見
「文字からよりも、音からのほうが頭にすんなり入る。
同じ内容を年に何度も繰り返すことで、文法や単語も自然と身に付く」
「授業では生徒がよく話し、とにかく書いている。明らかに変わった」
と効果を話されています。
なるほど~!音から入ることで、英語に対する苦手意識が軽減し興味がわく→学習意欲がわく→成績向上につながるんでしょうね。
5ラウンド制は「音声」重視から始める学習
この順番を見ての通り、この学習方法は「読む」「書く」よりもまず「聞く」ことに重点を置いていますね。それはなぜなのでしょうか。
人間の言語習得と音声重視の英語学習
赤ちゃんが成長とともに言葉を話し出すのと似たイメージです。親や周りの人たちの話すのを聞いて、まねして話し出す。これを繰り返して語彙を増やしていきます。この言語習得と似たこと5ラウンド制は実施しているそうです。
なぜ「聞く」「話す」が必要?
入試を意識した英語
大学入試の内容も変わりつつあるようです。
英語の4技能「読む」「聞く」「話す」「書く」の力をバランスよく評価するため
外部の英語検定試験を活用する動きが出ています。
たとえば誰もがご存知の「英検」についても改革が行われています。
2017年度からは、今まで2級からテスト対象だった「ライティング(英作文)」が
準2級と3級にも導入されました。
まとめ
私も学生の頃、「いくら英単語や英熟語を一生懸命覚えてテストでいい点数をとれていても
実際の会話で全く言葉として出てこない!」なんていうこと本当によくありました。
よく考えれば英語も、日本語と同じ言語のひとつ。
人とコミュニケーションを円滑にするための一つのツールです。
ですから文法重視の学習より、まず音声から入って音に慣れ、そして人とコミュニケーションが取れる楽しさがわかれば、自然にどんどん勉強したい!
と思えるようになるのは当然かもしれませんね。
このような学習方法がどんどん広がって、将来英語が好きな子供たちが沢山世界で活躍してくれるといいですね(^^♪