ボウル一杯のサクサクのポップコーンはみんな大好き!映画館のお供のイメージのポップコーンですが、そもそも消化に良い食べ物なんでしょうか?
ポップコーンで胸ヤケがする、消化不良になる原因はなぜ?
一方で便秘やダイエットにも効果的といわれるポップコーン。
正しい一日の摂取量や消化の仕組み、調理法を知れば、あなたの健康生活の強い味方になる食材です!
もくじ
ポップコーンは消化にいい?悪い?
ポップコーンの原料は、ご存知トウモロコシ。
乾燥させたトウモロコシの粒を炒めて、味を付けたものがポップコーンで、トウモロコシの栄養をそのまま美味しく食べることが出来ます。
消化に良いか悪いかを決める一番のポイントは食物繊維の種類です。
便秘に効くトウモロコシの皮の正体は不溶性繊維
トウモロコシって、そのまま粒を食べて消化されず「排出される現場」を誰しも一度は目撃した経験があるかも(笑)?
それもそのはず、トウモロコシは食物繊維のかたまりなんです。
とくに、トウモロコシ粒の外側の皮は、胃酸を通さないほど頑丈な食物繊維なため、体に消化されずにそのままトイレでこんにちは。
トウモロコシの硬い皮の部分には「不溶性食物繊維」のセルロースという成分が含まれていて、胃で消化されず大腸にまで達して便のかさを増してくれます。
トウモロコシを食べると腹痛になるという人も多いようですが、実は便通を良くしてくれる働きがあるので、トウモロコシは便秘の解消が期待できる食べ物のひとつ。
ですから、皮がすでに破れた状態のポップコーンは、腸のお掃除役としても、消化にもよい食品ということですね。
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⇒食物繊維はなぜ便秘に効果的?水溶性&不溶性両方とれる食品も!
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ポップコーンの消化時間は?
人間は食べた物を消化・吸収・排出するまでに、平均で24時間~48時間かかると言われています。
ポップコーンは、炭水化物や食物繊維も多く、野菜としても穀物としても分類ができるので、平均1~4時間は胃に留まっています。
胃を出たら小腸を通り、大腸を通って外に出ます。
とうもろこしの量や体調・年齢・他に何を一緒に食べたかによって消化時間は異なりますが、
最短で丸一日(24時間)~ 最長で2日(48時間)ほどは排出までにかかると言われています。
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ポップコーンの歴史
乾燥させたトウモロコシの粒を炒めて、味を付けたものがポップコーン。
トウモロコシの栄養をそのまま美味しく食べることが出来ます。
ポップコーンの歴史はかなり古く、約5000年前のメキシコ、ペルーの先住民や、約2500年前のアメリカ南西部の人々に食されていたことが記録に残っているのだとか。
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ポップコーンの栄養!食物繊維の宝庫
約100gのポップコーンは、
- 389Kcal
- 食物繊維15 g
- 炭水化物は78 g
- タンパク質13 g
- 脂肪分5 g
ほどが平均値。
マンガン、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、ビタミンB3 、B6、カリウムなどのビタミン・ミネラル類が豊富に含まれているため、
心臓発作や脳卒中などのリスクを低下させることが期待できます。
他にも、とくに豊富なのは主な成分は、食物繊維やポリフェノール。
これらは、ガンや2型糖尿病などの病気に抵抗力をつけることが期待できる成分。
余計な添加物を加えないで、ココナッツオイル、塩だけを使って熱風調理すれば栄養満点のおやつになります。
一日の適量摂取量
何事も食べ過ぎは良くありませんね。
ポップコーンの適量は
一日に30-60 gほど
にとどめておくことをお勧めします。
健康的な体づくりは、日々のバランスのとれた食生活から。
栄養豊富と言ってもポップコーンに含まれるポリフェノールは、高い抗酸化作用がある一方でとりすぎると返って便秘の原因にもなってしまいます。
いくら栄養豊富なポップコーンであっても、炭水化物や食物繊維は穀物からで無く、やはり基本は野菜から摂取することが好ましいことは変わりありません。
なぜポップコーンを食べ過ぎで胸が苦しくなるのか?
「ポップコーンを食べ過ぎで胸やけがする」という声もあります。
ポップコーンを有害な食品に変えるものはそもそも食品添加物。
ポップコーンの味付けに使われる塩やバター・キャラベルフレーバーなどの砂糖の摂りすぎはかえって胃腸の負担になることも。
とくに脂分の多いバターでコーティングされた食べ物は、胃で消化しにくいので胸やけの原因になります。
ポップコーンそのものは体によくても、調理法によっては体に有害なおやつにもなるので、出来ればシンプルな調理法のポップコーンが一番おススメです。
ポップコーン食べて痩せる!おいしく食べてダイエットしよう
繊維質が豊富で比較的カロリーも低いうえ、栄養価が高いポップコーンは、ダイエットの強い味方。
ポップコーンはよく噛むことで咀嚼回数が増えて、少ない量で満腹感も得られるメリットもあります。
ただ、映画館で売られているような甘くキャラメル味のついたポップコーンのカロリーの高さには注意が必要です。
一般的に映画館で売られているポップコーンは
・小さいサイズ…250 Kcal、脂肪分16 g、炭水化物27 g
・大きいサイズ…780 Kcal、脂肪分50 g、炭水化物83 g
というデーターも!
大人気の キャラメルフレーバーの場合、約100 gあたりなんと65 gの砂糖が含まれます。
大きいサイズ一つで、一日に必要な摂取カロリーの半分も摂取することになってしまいます。
ダイエットならポップコーンは手作りがおすすめ
市販のポップコーンはバターや塩が加えられ、カロリーが高くなりがち。
ダイエットにおすすめなのは、薄味で低カロリーのポップコーンですが、市販品では手に入れにくいため、ダイエットは手作りのポップコーンをおすすめします。
シンプルで、栄養があり、美味しいが揃ったレシピはこちら。
《材料》
・ココナッツオイル…大さじ3杯
・ポップコーン用コーン…1/2 カップ
・塩…小さじ1/2杯
《作り方》
ココナッツオイル、とうもろこしを大きめの鍋に入れて蓋をして中火で3分(はじける間隔が10数えられるくらいに収まるまで熱する)
火を止めて、ボウルに移し、塩で味付けしてできあがり。
- 黒こしょう
- パプリカパウダー
- シナモン
などお好みでを加えるて、スパイシーな味わいになりますよ。
ダイエットに活用するなら食事の30分前にポップコーンを食べる
食前30分前にポップコーンを良く噛んで食べることで、満腹を感じやすくするダイエット方法です。
お腹が一杯だと、自然と食べる量を減らせますね。
「もうお腹いっぱい」と感じる満腹中枢が刺激されるまでは、1口目を食べてからおよそ20~30分程度時間がかかります。
このためポップコーンを食べるのは、食事の30分前がおすすめです。
ポップコーンは消化にいい?消化不良の原因や便秘ダイエットに!まとめ
ポップコーンは栄養豊富で食物繊維がお腹の腸のお掃除もしてくれる、健康良いおやつですが、調理法よってはかなりカロリーオーバーになりがちなので、できればお家で手作りしたいおやつ。
きちんと選べば栄養満点、ダイエットの強い味方にもなってくれます。
食べ過ぎには注意して、ぜひ健康な食生活に摂り入れてみてくださいね。
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